「ビジネスの成功=執念>発明」ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ KEIさんの映画レビュー(感想・評価)
ビジネスの成功=執念>発明
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マクドナルドってこうやってできたんだと、知られざる話がまず知れて面白かった。今でこそ当たり前のファストフードのシステムはマックとディック兄弟が考えたものではあるが、それを52歳で知ったクロックの成功への執念が凄まじい。ミキサーの営業マンではあったが耐えず成功に飢え、何かを探していたこそ、他人では気付けなかったことを探し得たのだと思う。人間的には彼ら創始者である兄弟を切り捨て、彼を支えた妻をも捨てた酷い男だとは思うが、彼でなければ今日の世界最大の帝国を築けなかった。飲食チェーンでありながら世界的な不動産資産を持つというところも感心してしまった。クロックの人間的には共感できないが、ビジネスマンとしての才覚は只々驚嘆するしかない。売れないセールスにもがく男から、野心をギラつかせ、成功者にのし上がっていく様をマイケル・キートンが好演している。
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