「単純ですが、アンチマックが加速」ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ ミツバチば~やさんの映画レビュー(感想・評価)
単純ですが、アンチマックが加速
マイケル・キートンがうまいね〜ますます、悪い奴に磨きがかかった感じ。バットマンやってたのが記憶の彼方です。
何を教訓にするか?
*50過ぎて、人生諦めずに邁進したら、成功を手に入れられる。どんな手を使っても、欲しいものは手に入るんだってこと?
*あるいは、むやみに他人を信じてはいけない。自分の財産は自分で守らなければってこと?
でも、人としてどうなんだろう?
だれかの権利や尊厳を奪ってまで手に入れる成功、それでも満足なのだろうか?
考えようによっては、マクドナルドは世界的に有名になったし、兄弟は悠々自適の生活が送れるほどの金額を手に入れた。黙っていても、自分たちの名前が世界中に広まることになる。こんなに楽なことはない。食に対する理念は引き継がれなかったけれど、画期的なオペレーションは後継の企業にまで影響を与えた。
そして、ファウンダーという偽りの名は、白日のもとに晒される時代がきた。
レイが直感で感じた、「アメリカ中に広めたいハンバーガー」という野心に偽りはないのだと思う。まさに、その通りになったし、ある意味レイなりの信念があったのではないか。
けれども、どうしても人としての美しさに欠ける。登りつめても、卑しさは拭えない。
一晩経っても、そんな思いから離れられないのだ。
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