「マクドナルドを愛した男」ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ ko_itiさんの映画レビュー(感想・評価)
マクドナルドを愛した男
クリックして本文を読む
マクドナルド兄弟は前半の機能美を追及するシーンから、ただ安定した質の食べ物を早くだすことにこだわった。そのために偶然に生まれた「美」だった。
クロックは違った。彼は兄弟が考案した生産システムと共にマクドナルドそのものを愛した。多分、そこにかつて自分がみたビジネスとしての「美」があったからだろう。「マクドナルドは語感が良い」からの台詞でそれは分かる。だから兄弟から全てを奪った。「美」を手に入れたかったのだ。マクドナルドに熱心でない妻よりも熱心な妻を選んだのと同じだ。
これは乗っ取りというよりもNTRだ。どうしても「美」を手に入れたかった男の話だ。自分はそう感じた。
コメントする