ミスムーンライトのレビュー・感想・評価
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ユニークだが映画と呼べる代物か?
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全編、ホームビデオのPOV映像を切り張り、普通の青春映画と思ってみると面食らうでしょう。
内容は新潟県新発田市の女子高の部活、映像部が地元PRビデオの制作に臨む様子を撮っています。
出来たビデオは当たり障りのない定番でそこそこ褒められるものの監督のマキは納得せず思案にくれる、そこで市民に一肌脱いでもらうという企画、それも水着出演と言うそのまんま。
女子高生のグラビア受けや芸なし芸人の裸芸頼みという流れを皮肉っているのでしょうかね。
メイキングと称してドキュメンタリー調にしたのは脈略無いストーリーやオーディションで募集した素人芝居の不備をとやかく言われまいとする奇抜なアイデアですね。作ったのがネットサービス「マシェバラ」と「シネマインソムリエ」とのコラボだというので納得、ノリそのものが普通の映画製作とは全くの畑違いというのが分かります。
脚本・監督の松本卓也さんは元お笑い芸人、映画のPRで、普通の映画に比べたらゼロ3〜4つ無くしたくらいの超低予算、トップバリューだからこその独立映画の意地をスクリーンで観てくれないか!?金の暴力には負けねえ、俺の光り輝く野グソを見てくれ!と自虐的・・。
いわゆる、インディーズ系の実験映画の部類だが地元新潟のイオン・シネマで6週間上映のロングラン・ヒットを機に全国に広まったそうだ。
多様性の時代だから色んな作品の登場は歓迎だが、ご当地うけはしても、頭の固いおじさんには理解不能、退屈過ぎて勘弁してよと言うのが感想でした・・。
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