夜明け告げるルーのうたのレビュー・感想・評価
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どうしてもポニョっぽく見える
映像としては頑張っているのは分かる。
生き生きとした人間像は演出としては面白いのだが、なんだろう見終わっても何かが心に残らない。
歌で何かを起こすのは良いが、肝心の歌がそんなに良いと思えなかったので盛り上がらない。
アニメの表現としての特色は出ていたものの、物語に引き込まれない。
どこか中途半端。
どこかで見たような展開に、その似たような展開が突き抜けない。
見た後は「もうひとつやなぁ」としか感想がでなかった。
湯浅ワールドで考えよう
湯浅監督の例のアニメーションは存分に楽しめました。
人魚に関わるあらゆる現象が何らかのメタファーになっているんですが、そちらは自分にはガツンと来ませんでした。
考察を楽しみたい人にはオススメです。
なんだこれは
この監督、センスの塊なのか?
キャラのディティールを排除して得られた昔の漫画っぽい極端な表情やパース、激しい動き、鮮やかな色彩にデフォルメ。何だかアニメーションが足かせを外されて自由になったみたいだ。それでいてリアリティのある背景に置いて説得力も付与している。音楽もキャラの動機や力になったりと目に見える形で表現されて印象深い。悪い人かと思ってたらいい人だったり、大人しい人かと思えば実はえげつない人だったりと人の2面性が見えたり、随所に出てきた無理解、誤解、偏見、傲慢といった様々な負の感情を最後は水に流していたように感じた。
映画館よりも格段にチープな家庭での視聴だったが強烈に感情がこみ上げ、たくさんのカサとパラソルで画面が覆われた時には自然と涙が溢れた。今さらながら映画館で見ておけばよかったと後悔する程の秀作でした。
多幸感溢れる作品
湯浅監督の作品って、いつもアニメや映画が持ついろいろな魅力に気づかせてくれる。
本作では、音楽と動きが上手く組み合わさった時のなんとも言えない心地良さが魅力的だと思う。特に、お祭りで村人全員が踊り出すシーンは凄まじい多幸感に溢れていて、観ててとても心地の良い。
斉藤和義の『歌うたいのバラッド』の曲が持つ魅力も満載で、なんか凄く良かった。
小学校高学年向け?
この映画は、漁村を舞台にした人魚と少年少女の交流とエピソードを描いたファンタジーだということは理解できた。一貫して綺麗な映像で描かれ、嫌な要素はなさそう・・。(最後まで見れませんでした。すみません。)
鑑賞者してる私が歳を取り過ぎているせいか、この映画の世界観には入っていけませんでしたが、ディズニーアニメと同様、悪や毒の要素のない安心して見られる映画ではないでしょうか。
シンプルだけど楽しい!
あまりアニメ映画は見たことがなかったのですが、おすすめされたので鑑賞しました。
話がわかりやすく、とても見ていて楽しかったです。
音楽が好きなカイが、遊歩と国男のバンドに誘われたことがきっかけで人魚のルーと出会う…。不満をかかえ尖った態度をしていたたカイがルーと出会うことで変わっていきます。
人魚を災いの象徴として考えている人や、人魚を使って町おこしをしようとしている人によって、ルーは人間のいいように使われて傷つけられてしまいます。人間という生き物の勝手さが描かれていて心が痛くなりました。
人間も生かされていることを忘れてはいけませんね。
それでも、ルーは海の神さまの祟りによって水没しそうになった町から人々を救い出してくれます。ルーに出会って変わったカイや、カイやルーを信じた人がいたからです。
ストーリーとしてはシンプルでしたが、わかりやすく面白かったです。
さらにストーリーだけでなく、音楽によって体が勝手に踊り出してしまう演出、ご飯を食べる時の描写などが丁寧で、細かなところも楽しめました。
全然楽しくない!!
出だしは良かったですが、中盤からはどこかで観たようなとにかくつまらないストーリーをダラダラと観せられる感じで、とても辛いです。人魚の姿をデフォルメしたものにしたのは、一生ポニョと言われ続けるだろうに安直だったと思います。町内放送の人は優しい声ではないので放送に向いておらず、緊急時は早口で区切って読むので不快でした。タイトルは「夜明けを告げるルーのうた」の方が語呂が良いと思いますが、新しい時代が来る・古い因習が破壊される・人類が次の次元へシフトする等のタイトルから想像できる内容では無いので、映画の内容を表したものでは無い気がします。
涙が止まらない
アニメーション表現の気持ちいとこを毎回やってくれる湯浅監督の最高傑作。アニメ、ストーリー、音楽どハマリでずーっと心揺らされてた。 爺さんや婆さんの話の回収も見事。忘れられない一本になりました。
レビュー
ツッコミどころ満載の湯浅監督の映画ですが、今回も笑いながら観させていただきました😂
テーマ性が真面目なだけに、少しストーリーや絵柄とのギャップがあり、そこが観る人によっては違和感があったかなと思いますが、気楽に観れば普通に面白いです✨
動きが個性的
良くいえば絵の動きとか個性的です。
あくまでも個人的な意見ですが、絵も嫌いでした。
ごめんなさい。面白くなかったです。
途中カッコイイなと思ったシーンが1箇所ありましたが、途中イライラするシーンもあるし全体的に好きになれませんでした。
時間を無駄にした。あーつまらない映画みたなと見終わったあとに思ってしまう作品でした。
好き嫌い別れる作品だと思います。
人魚と傘の街
監督のオリジナル作品であるが、意外にも大きなテーマに取り組む。自然と人間の関係を描く。宮崎駿を想起してしまう。新しさはあまり感じない。それでも良作だと思う。
皆が踊り出すシーンのポップさは監督らしくて楽しい。終盤は少し長く、話の回収に時間を費やすが、論点に変化がなく、少し疲れる。
さて、傘は何を意味するのか。
斎藤正義の主題歌が耳に残る。
劇場で観たかった。
センスの塊、湯浅監督のオリジナル作。
脚本に関しては、色々と批判もあるようだが、それを補って余りある湯浅監督のアニメーションにまたしてやられた。
最後、カイがド下手な「歌うたいのバラッド」を歌うシーンや、カイがルーを助けに行くパートで流れる挿入歌に不覚にも感動してしまった。見せ方がすごすぎる。
1番よかったのは、カイの父親の台詞。
「お前は思った通りにやればいいんだ。思ったことを言っていいんだ」
高校生の時に、こんな言葉を言ってもらえることが、その後のカイの行動を見れば、どれだけ響いたかが分かる。
アニメーションも音楽も演出もすべてがよかった。
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