「【20年経っても、人は本質的には変わらない。レントンもスパッドもサイモン”シック”ボーイもベグビーも誰一人変わっていない歓び】」T2 トレインスポッティング NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【20年経っても、人は本質的には変わらない。レントンもスパッドもサイモン”シック”ボーイもベグビーも誰一人変わっていない歓び】
1996年発表の「トレインスポッティング」の主要メンバーをダニー・ボイル監督が集結させた。(脚本、ジョン・ホッジまで)
(今やスターの彼らをよくぞ集めたものである。苦労話をダニーが語っている・・。)
当初、続編のニュースを聞いた際は俄かには信じ難かった。
外見上はそれなりに経年劣化が見られる4人組だが、世間一般の(私の周囲の人間:含む自分)尺度で観ると、余り変わっていないなというのが率直な感想。であるから、物語も”年をとって・・”などというトーンはセリフでは一部出てくるが基本的なスタンスは1作目と同じなのが嬉しい。
一番カッコよいと思ったのは、4人組が木道の上で並んで映っているショット。
皆、良い年の取り方をしている。
しょぼくれて居るわけでもなく、丸くなった訳でもない、20年前と変わらず、今を生きる彼らがそこにいた。
(あと、個人的には、ケリー・マクドナルドの出演が嬉しかったな。)
<2017年4月8日 劇場にて鑑賞>
[蛇足:今作のパンフレットはポップカルチャーの変遷が細かく記載されており、私にとって貴重なものである。家人の”断捨離攻撃”に曝されているが、手放す気はサラサラない。]
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