「童話」ありがとう、トニ・エルドマン ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
童話
イネスあなたは幸せかい?もう少しだけゆとりがあってもいいんじゃない?世間の成功と幸せは全く別物なんだよ。辛い時にはユーモアで切り抜けるんだ。
イネスは私達現代人の象徴で、トニ・エルドマンはまるで、グリム童話から出てきた妖精やトロールに見えました。人間を慰めて、助けてくれる助っ人みたい。
シュールな中にも人間には何が大切かというメッセージが込められた秀作です。私の父親も変わり者なので、なんだか肩の力が抜けてきて、自分がイネスになった気分です。お父さん、たまには逢いに来てね。
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