グレイテスト・ショーマンのレビュー・感想・評価
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サーカス誕生物語
脚色が多く実話ではないが見世物からショーアップして今日のサーカスの礎を築いた稀代の興行師をモデルにした傑作ミュージカルです。
奇形を逆手にとっての見世物興業は理性で考えると抵抗がありますが実際のショーを見ると不思議なことに元気が出ます。
踊りもキレが抜群でセリフとなる歌詞も吟味を尽くした言の葉で曲に載せて心に溶け込みます。奥さんと子供たちも劇団の仲間も素晴らしすぎて不幸にさせないでと途中ハラハラさせられますがヒュージャックマンなら悪い人の訳はありませんね。ラストシーンの象も素晴らしい、実際に動物園から象を買ってサーカスに初登場させたPTバーナムの功績へのオマージュなのでしょう。満点にしたかったのですが子供の頃、悪い児は人さらいが来てサーカスに売られお酢ばかり飲まされると聴かされていたのでトラウマでしょうか、悪しからず。
最高の音楽と演出
正直あまり期待せずに見ましたが、二つの意味で裏切られました。
一つ目は史実と異なるという点。この点に関してはP.Tバーナム氏について調べてもらえればすぐ分かるので割愛します。
この人物を知っていた上で見たので、少し違和感を感じました。
しかし、後述する歌とダンスを前にすれば些末な問題です。
二点目はシナリオが良くない。これは多くの方が書いていると思いますが、どうしてそんな判断をするの?とか、あの話はどうなったの?とかが後半になればなるほどたまります。
フリークスと呼ばれた人々に救われすぎと感じました。
この二点を踏まえ、並の音楽と演出であれば下手すれば駄作とさえ表されたかもしれません。
しかし、この映画に関しては最高の音楽と演出によって名作とまで評価は上がったと思います。
鑑賞後は晴れやかな気分で頑張ろうと思えますし、疲れているときに気分をあげたい時に見るにはいいんではないでしょうか。
(女性関係でもめるシーンがありますので、恋愛問題で疲れているときは向かないかもです。)
惜しい
周りが大絶賛するグレーテスト・ショーマン。そこまで言うならと公開終了ギリギリに見てきました。
感想としては、惜しい映画だなぁという事を第一に感じました。
良い所を述べると、絵が物凄く綺麗で曲もキャッチー。歌も演技も上手い。脇役のキャラクターもレディやフィリップ、将軍など好感が持てました。
残念だった所を述べると、一つは主人公のキャラクターにイマイチ感情移入できなかった事かと思います。
この映画は舞台のミュージカルのように物凄いテンポで場面が展開していくのですが、なぜか登場人物があるタイミングから年を取らなくなるので(史実に忠実なのかもしれませんが)、見ている自分としては「意思を短い間でコロコロ変えるキャラクターだなぁ」という感想を抱きました。
映画全体に流れる、「身分や人種、障害に関係なく人は尊重されるべき」というテーマの中で、障害者の奇異さという偏見に基づいた視点を持ち、自分の虚栄心のために仲間や家族でさえも利用し粗末に扱う主人公は一人かなり浮いているなぁと感じました。
そのくせ、序盤の家族とともに過ごす描写は創造的で愛妻家で身分なんか気にしない立派なパパとして描かれているので、モヤモヤします。
この主人公が仲間に責められる事もなく、 窮地になったけど仲間の助けでサーカスを復活させました!これからは家族を大事にします!めでたし!!で終わるので腑に落ちないなぁと感じる所も多かったり。
ストーリーについてもちょっと気になりました。
主人公が古い偏見の持ち主のせいで、映画の中の「障害者やサーカスへの上流階級の偏見vsサーカス」って構図が曖昧。その上障害者側はずっと同じサーカスやってるだけの描写しかないので、バーナムが成功している間、障害者側が同じサーカスを繰り返すだけなので、古い偏見に対する戦いへの進展がないのが悲しかったです。カタルシスを感じない。
多分映画ではなくて、舞台だったらもっと楽しめたのではないかと思います。演出も舞台の方が映えそうだなぁと思うものが多かったです。東宝さん辺りやってくれないかなぁ。
好き!
最高!!!
脳汁はでる
皆さん絶賛の通り
楽しいだけじゃなかった、なかなか深い!
まず、GWとはいえ、未だに劇場が、満員だったのに驚いた。それも若い人がほとんどで口コミなんですかね。
個人的にLA.LA.LANDのように、ミュージカルの王道っぽいのだろうなと、思って観に行ったけど、そういう部分では裏切られた。
もちろん、ダンスや歌は楽しく素晴らしかったけど。
朝ドラの「わろてんか」、芸人じゃないけど、ちょっと近いなと思い、それより極端な思いつきから始まり
ああ、こういうことかみたいに観ていたけれど、
いろいろあって、たどり着いて。最後はとっても感動しました。
福沢諭吉さんの、天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず、
という格言があるけど、日本人はそれがまたわりと浸透していたから、結構すごいなと思う今日この頃。
日本は島国だから、
大陸で常に脅かされる不安があったら、違ってたのか、とか思いますが
でも、そうした大なり小なり、また伝統や格式や、
貧富やらの様々な差別、そこから生まれる排除によって傷つく人たちがいて。みんな脅かされるという恐怖のもとに他を傷つける。
家族に対してふつう恐怖は感じない。だから家族って言葉は重要と思う。
社会的なメッセージ盛り沢山で、なかなか深かった。
そこが思ってるのと違ってた。
もちろんミュージカル映画としても楽しめるけど。
表現だけに限らず、行動を起こすことで、
ひとが人の心に光を当て、
その人の生まれ持った純粋な光を呼び起こす。
そして、また、呼び起こされた人たちがまた、光を放って、
世界は少しずつ明るくなっていけるといいのかな。
なんて思わされました。
元気が出る映画でした。
初心に戻る
貧乏な育ちからショーマンへ。最初は大きな博打で売れない美術館だったが、子供や人の意見からインスピレーションを得て不思議人間ショーへ、その後、成り上がりからセレブを目指して音楽を手掛けるが、一気に全財産、家族を失い、初心に帰って不思議人間ショーに回帰する。ミュージカルだが、違和感なく入れたし、ショーの見せ方や歌は楽しかった。
最高でした!
絢爛豪華な総集編
色とりどりの衣装、力のこもった歌、どれも素晴らしいものだった
ただ、駆け足なのがもったいない
もっとそれぞれのキャラクターをちょっとずつでもクローズアップできなかったのかなぁ、と
仕立て屋、上流階級、メイド
そして、見世物小屋のサーカス
あんまりピンと来なかったけど、よくよく考えればイギリスですものね
よくそこまで行き着いたなと思います
歴史はよく分かりませんので、サーカスの是非は分かりませんが、
社会的マイノリティの方をありのままに表現したいっていうのは見ようによってはすごいことをしているのだなと
サーカスって言葉には薄暗いイメージしかなかったので、そこは良かったです
ただ、象を雪の中に置き去りはあかんよ
耐えられるのか?
また、最後の映像も素晴らしかったですね
本編でもそうでしたが、魂をむき出しにして歌ってる
やっぱり歌って素敵だなと思いました
本来この手の作品は感心無いのでしたが
満足感が高い!(^_^)
冒頭がクライマックス
世の中の成功した奴ってどうしてこう支えてくれた人たちをないがしろにして。。。って、こういうタイプのものはしばしば思うんだけど、これもそんな感じ。
そういう「おい、そこのお前えええええ!!!」っていう憤りを全部すっとばして楽しい部分が、冒頭と中盤のショーです。特に冒頭のショー(夢オチだが)が一番迫力ある。カメラワークも効果的。
世の中で虐げられてきた様々な人を集めてサーカスをやっていくというもの。彼らのおかげでショーは成り立っているのに、バーナムは結局彼らを「爪弾き者を見世物にして金儲けの手段にする」って扱いだった。それが露骨になるのが、パーティ会場でのこと。そんな扱いをされても、怒りをショーへと昇華させるサーカスの演者達がすごい。私ならボイコットしちゃうかもしれない。(ボイコットしても行く先がないか。。。)
最後はハッピーエンドなので、ファミリーでもわりと安心して観られると思います。
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