レッド・スパローのレビュー・感想・評価
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母親のためにすべてを捧ぐ
たった一人の母親のために冷徹なスパイになりきる主人公の有能ぶりが凄い。
男を手玉にとる心理戦と、スパイ養成所のシーンが見所。
ジョーカーゲーム(日本映画)のスパイ養成所とは比べ物にならない。日本のエンターテイメントは一歩出遅れてる。こちらは小説は面白かったのに…。
ジャにファー・ロペスを好きになってしまった
丹念にシーンを織り込んでいる物語。
映画としての技術やカメラワーク、編集が凡庸に感じる。映像が重いのはロシアの都市や風景や俳優の印象なのかもしれない。
映画館の大きな劇場で観たら引き込まれ在感の映画なのかもしれない。
そういえば、映画は劇場で観るべきで、ぼくのように小さなパソコン用の画面で観るモノじゃない。
それは正しい。
ジャにファー・ロペスは存在感のある女優だ。
鍛えらた肉感的なカラダと戸惑い気味の彼女の表情とはの不一致感に惹かれる。
そして、やがて彼女はスパローになる。
微細な変化だけど、それが徐々に指先まで伝わる。
だんだん彼女の物語に引き込まれ最後まで緊張感がつづき、結末を観てみたくなる。
それにしても、美人じゃ無いけどいいオンナ。
むしろ、パッセンジャーの時に比べるとジェニファー・ローレンスが綺麗...
むしろ、パッセンジャーの時に比べるとジェニファー・ローレンスが綺麗じゃなかった。
バレリーナの体型じゃないのは誰もが指摘するところ。
でも、本当に踊ってたのかな?
舞台シーンは吹替えでいいのに…
しかし、この映画は予想外にシリアスだった。
そして、ウィンターズ・ボーン以上に痛めつけられるジェニファー。
裸体も惜しげもなくさらして、まさに体当たりの熱演。
あの養成所は、女スパイ用?
男もいたし、男の色仕掛け諜報員というのもいたのかな?
そして、最後の人質交換(?)のシチュエーションが解りづらかったな。
もう一つかな?
小林信彦さんが、アカデミー賞で自分の裾を踏んづけてコケてしまったころのジェニファー・ローレンスを褒めていたので見に行きましたが、
私の好みとしてはアトミックブロンドのほうが面白かったです。
一つだけ、どうしてロシア人が英語がペラペラなのかが引っかかって仕方がないのです。 上層部の人は、英語を使っているのでしょうか。
現実的?
想像していた、いわゆるスパイアクションは少なく、現実的なスパイ像だった気がする。本当のところは、もちろん知らないけど(笑)
ただ、皆さんも指摘されていますが、ロシアなのに英語は、現実的ではないですね…。もっとも、常に英語と日本語の字幕が出るのも微妙な気がしますが…(英語の勉強にはなる?)。
続編あっても観ないかなぁ…。当然、DVDも買わない。
なんだかなぁ
ロシア人の英語は腑に落ちなかったです。
もう少しアクションやハニートラップ場面があるかと期待したのですがあまりそういう場面は少なく自分的にはイマイチかなぁ。
それにしてもプーチン大統領が遂にスクリーンデビューかと思ってしまった。
ジェニファーローレンスはさすがに美人さんだと思ったけど、なんだかでかいなぁという印象。
やっぱり日本女性の方がいいなぁとつくづく思っちゃいました。
ロシアの女スパイ
スパイ映画ですが、アクションは多い訳ではなく、全体的に女スパイの生きざま(?)を描いた映画です。
まず良かった点について
ガンエフェクトを主体に、音響面が凄まじく怖かったです。
特にある拷問シーンで水を浴びせられてるところをいきなり強くなってハードロックが鳴り響くシーンは背筋が凍りました。
メリハリもあり、サウンドエフェクトだけでどういう状況が起こってるかを表現出来てたのが素晴らしいと思います。
キャストの演技も良く、特に主演のジェニファー・ローレンスが本物のロシア人なんじゃないかと思うぐらいでした。
ただ全体的な感想としては、
話が難しすぎて、展開に付いていけず置いてきぼりになってしまった感があります。自分の理解力も関わってるかもしれないものの、特に中盤以降の展開は登場人物が把握しづらく、このキャラは誰で、今何のために接触してるのか等が把握しにくかったです。
あと個人的に、舞台がロシアなのにロシア語じゃなくて英語だったのも気になりました。
こういったリアルなスパイもので全編英語なのはかなり違和感があります。
ロシアの場面ではロシア語、アメリカ人は英語という区別をしてほしかったです。
ロシアナショナリズム?
ロシア民謡「ともしび」の日本語訳詞に「祖国の灯よ」という一節がある。物悲しい旋律で歌われるこの曲に、ロシア人の祖国に対する思いみたいなものを感じていたが、ソ連時代に作られたこの曲は、短調のメロディに愛国の詞を乗せたプロパガンダだったのかもしれないと思うようにもなった。
あるいは、ソ連の時代を経験したロシア人にとって「祖国」という言葉は、すべての大義名分が集約するという意味で日本人にとっての「天皇陛下万歳」に等しいのかもしれない。
本作品では主人公が「祖国」や「愛国者」という言葉を何度も口にする。それは自分の身を守るために上辺を取り繕う言葉でもあり、相手を推し量る質問でもある。そこから本作品が、ロシア人にとって「祖国」や「愛国心」が精神構造の重要な基点になっているであろうという世界観によって作られた映画であることが読み取れる。
しかし本当のところはわからない。ロシア人にも愛国者もいればそうでない人もいるだろう。本作品に出てくるロシア人は皆、大義名分だけの愛国者に見えたが、それは日本人の私から見た偏見かもしれない。
という訳で、ロシアを主な舞台としたハリウッド映画なので更にややこしさが増している。どこまでが駆け引きでどこからが本音なのか、映画を見終わっても少しよくわからないところがあった。ディテールの整合性を曖昧にしているようにも見える。
オスカー女優ジェニファー・ローレンスは、私生活の動画流出などものともしない精神力で鉄面皮の女性を最後まで演じきった。見事である。
ストーリーはというと、面白いのか面白くないのかよくわからないが、嘘か本当かわからないのでどんな場面も目が離せない。ラストも痛快というほどでもなく、どこに見処があるのかよくわからなかった。
思っていたよりエンタメ要素は多い
ロシアが舞台ということでもっと重く閉そく感のあるイメージでしたが、思っていたよりはポップな印象でした。
スパイ映画っぽいハラハラするシーンや、わかりやすい噛ませ役も一人、二人出てくるので、重苦しくなりすぎずに楽しめました。
ストーリーも二転三転して面白い。
それに最後もしっかりスカッとさせてくれる。
ただ色仕掛けで闘うだけの女スパイ映画と思いきや、実際よく見ると彼女が色仕掛けを切り札として使う事はなく、もっと上手な仕掛け方を常にしてくる。
そんなところは流石にかっこいい。
ただアメリカのロシア嫌いのバイアスがかかり過ぎてるのが、少し鼻に着きました。
明らかに風刺なラストシーン含め、一貫して「ロシアは恐い、アメリカは優しい」という一方的なテーマが感じられた。残虐な拷問シーンもそのためかと思えてくる。
週刊オヤジ雑誌みたいな映画
週刊大○とかポ○トとかの雑誌みたいだなーって思った。バイオレンスとすけべ。
正直、主人公が自ら手を汚すのもはぁ?だし、サスペンスな展開にドキドキしつつも所々強引でそれゆえに気持ちよく騙されなくて不快…。残念。
プー○ンに似た役者さんの起用(皮肉?)と目当てのシャーロットランプリングがせめてもの慰み。
ルカレが好きな私には過剰な期待があったようで(このところ日本映画業界のCMにも裏切られっぱなし)
ソ連が舞台なのに誰もが英語で会話しているのが気になる所から私には合わない映画でした。残念。
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