「ジェニファー・ローレンスの大股開きがすごい」レッド・スパロー eggman2さんの映画レビュー(感想・評価)
ジェニファー・ローレンスの大股開きがすごい
原作を読んで映画を見たくなった者です。映画・原作とも一部ネタバレ注意。
ジェニファー・ローレンスはハンガーゲームの美少女が見事に大人の美女となっており、つい父親目線になってしまいます。よくぞここまで成長してくれたと。
原作にはないシーンですが、シャワー室でレイプしようとした訓練生を撃退したものの、教室で皆の前でその男の欲望をかなえてやれと教官(シャーロット・ランプリング)に命令されるシーンがあります。ローレンスは、ブラジャー、パンティを脱ぎすて、机の上で股を開きます。男は結局勃たずに逃げていきます。すごい迫力でした。ちなみに、ローレンスには、流出した全裸写真や性交中の動画がありますので興味のある方はご参照ください。
原作と映画の違いは他にも多々ありますが、映画では、スパイ学校(アカデミー)とスパロースクールがごっちゃになっています。原作のスパロースクールはハニートラップ要員の養成を目的とした性交訓練所です。ターゲットに近づいて股を開くのがスパローの役割です。美貌の姪を脅迫してそんなところに強制的に送り込む伯父(父親の兄)って悪魔ですね。プーチンそっくりなのはご愛敬でしょうか。ドミニカが伯父にどう対処するかは映画を見てください。
原作と共通しているのは、性交訓練中のシーンを映画館のような施設で上映し、訓練生など全員が見ている前で教官が良し悪しを解説する場面ですね。皆の前で上映されるなんて訓練生は知らされていないのです。実は隠しカメラで性交の一部始終が撮影されているのですが。
ドミニカは平然と自分の性交シーンを見つめます。原作では気の弱い同期生のワーニャは自分の性交シーンの映像に耐えきれずに逃げ出し自殺してしまいます。映画ではちょっと違いますが。
後半は、ローレンスが全裸で椅子に縛り付けられ水をかけられたり殴られたりする拷問シーンをおりまぜながら心理劇が展開します。さて、ロシアの情報機関内部に潜むモグラ(CIAへの内通者)は誰なのか。
原作とは違った面白さがあります。映画を見たら原作も読むことをお勧めします。