「ジェニファー、思い切りすぎ?」レッド・スパロー mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
ジェニファー、思い切りすぎ?
純粋なスパイ映画である。
誰と誰が敵か味方か、まったく予断を許さない。
バレリーナの夢が破れたドミニカ(ジェニファー・ローレンス)は叔父ワーニャ(マティアス・スーナールツ)の庇護のもと、諜報員としての訓練を受けることになる。
そして、アメリカに情報を流しているモグラを見つけ出すミッションを与えられる。
フランシス・ローレンス監督がいままで手がけてきた作品に比べると、大人度が相当アップしている。
ジェニファー・ローレンスはこの監督を相当信用しているのであろう。もっとも、自分の重要なシーンはジェニファーがファイナル・カット権を持っていたらしい。それであのカットが残るのだから、ジェニファーの覚悟も並大抵ではない。
このご時世、思い切った映画に出演したものである。
ただ、そこまで体を張って出演するほどの映画かというと、疑問符がつく。
久しぶりに、かっこいいジェレミー・アイアンズを観た。アルフレッドもいいけれど、このなんともいえないオーラをまとった役は断然いい。
コメントする