「最後のカタルシスで合格」レッド・スパロー フラレオンさんの映画レビュー(感想・評価)
最後のカタルシスで合格
クリックして本文を読む
ロシアの、あるバレリーナが怪我の後に、叔父の勧めで(半分陰謀で)スパイになっちゃう話。
まず、ロシアの話なのに全編英語。恐らくロシア人もほとんど出ていないのでは?
これだけでロシア人が観たら失笑というか噴飯ものでしょう。
日本人がなんちゃってニッポンのハリウッド映画を観る感じ。
そこが常に気になる感じでした。
前半のスパイ養成所のくだりがある意味クライマックス。R15の一因になり、ジェニファーローレンスの熱演と前評判であったとこです。
が、スパイになったあとはそこまで体は張らないんですよね。ちょっと肩透かし。だます相手のアメリカ人がB級アクション映画の主人公のように上司に盾突き、根はいいやつタイプ。その上司までもがそこまでイラつきません。
実は訓練が一番の無茶ぶりで、身内に嫌なやつがいる。
これってロシア人は基本的には悪。アメリカ人はいいやつという整理になってる気が。ステレオタイプなのでひとひねり欲しかった。
まぁ、ここまでは突っ込みどころをかいてきましたが、
ジェニファーローレンスの演技、イライラしない展開、伏線とラストの収まり方、見て損は無いかと。
コメントする