劇場公開日 2018年3月30日

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「ジェニファー・ローレンスのおっぱいがいっぱい」レッド・スパロー ヒートこけしさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ジェニファー・ローレンスのおっぱいがいっぱい

2018年4月1日
iPhoneアプリから投稿

ジェニファー・ローレンスのおっぱいがいっぱい!やった!『アトミック・ブロンド』のようなアクションは無く、ひたすらセックスを武器に駆け引きを仕掛ける。古い女性観の作品かと思いきや、実は男による「庇護という名の支配」から自由になるための女の戦いを描いた作品だった

とにかくジェニファー・ローレンスの熱演に尽きる。性的暴力・ハラスメントにさらされ続ける役柄を、おっぱい丸出しで演じ切った。ちなみにレイプ2回を含めた3回のセックスシーン(レイプを含めていいのか?)では体位に注目。レイプでは正常位と後背位なのに対し、和姦では対面座位。そういうことです

映画のセックスシーンでは体位に注目しろ!例えば『イット・フォローズ』はセックスシーンが3回あるけど、体位で主人公の女子高生の気持ちが表現されている。最初は対面座位で相手と対等だと思っている。次は正常位で相手に任せるだけでよそ見している。最後は騎乗位で自分からいってる。これはマジ

まあでも本作のラストの先には何があるだろう。主人公は一部の支配から自由になっただけで、結局システムに取り込まれただけなんじゃないの?と観ることもできる。ジョエル・エドガートン演じるCIA局員の存在(対面座位でセックスした相手)を救いとしているけど、原作者が元CIA局員なんよなあ…

観ながら想起したのは意外にも『エイリアン』だった。スパイ映画とSF映画で全然違うようやけど「フェミニズム」という根っこで繋がっている

ヒートこけし