劇場公開日 2018年3月30日

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「徐々に評価が上がって行く」レッド・スパロー pinobelleさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0徐々に評価が上がって行く

2018年3月17日
PCから投稿

この映画 R15+ですが、序盤からそれ以上に嫌悪感を感じるハードな映像が多く、スパイ系サスペンスがそれほど好きではない方にあまりお勧め出来ません。
ただし、映画構成ではそれらが所々に入っているので常に緊張感を持ちながら見る事は出来ます。
またストーリーが進むに連れてスパイ系好きにはたまらなく話が複雑に膨らむ展開になり、ラストではスッキリと感動の瞬間で見終わる事が出来ました。
なんといっても主役のジェニファー・ローレンスの存在感が圧倒的でした。彼女なしではこの映画は成り立たない位の体当たりの演技がすばらしかったです。
ですからどんな局面でも彼女は絶対に最後まで死なないという良い意味での確信を持ちながら見れました。
助演のジョエル・エドガートンも渋い演技で主役を引き立てながら存在感を出しています。
ただしこの映画の舞台はほとんどロシアやハンガリー近辺なのに言語は全て英語なんですね。
確かにアメリカの映画だから当然なのかもしれないし、しょうがないのですけど少し違和感は感じますね。
このような東西のスパイ映画、ロシアは何故か作らずに宇宙物ばかり作っていますが、大部分はアメリカを優位的に表現していているのでロシアの人達はそれに対してどう思っているのか知りたくなります。
最後に、スパイ系サスペンスが好きな方、期待を裏切らない内容の映画なのでお勧めです。

viodamo