「シアタス調布にて観賞」キングスマン ゴールデン・サークル shallowwhiteさんの映画レビュー(感想・評価)
シアタス調布にて観賞
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前作も含めマシュー・ヴォーン監督作の特徴は、クライマックスの攻防に色々な要素が加味されていき、興奮度が加速度的にアガっていく点にある。
本作のクライマックスは残念ながらさに非ず。
ヘンチマンが明らかに役不足な対ポピー戦がアガり切らないまま、全く別な敵と戦うことになり、いつもの加速する興奮は腰が折れている。
しかも、その敵に情状酌量の設定を与えているため、あの倒し方は後味が悪い。
男二人が女性を加虐しているかのようなポピーの倒し方もそうだが、狙ったブラックジョークだとは言え、どうもこの師弟の行いは好きになれない。
あれだけの面子を揃えたにも拘わらずステイツマンは退屈だし(チャニング・テイタムの変な踊りは評価する)、復活したハリーもなんか色々面倒くさい設定になっている。
詰まらない新顔や復活者よりも、前作を生き残ったマーリンやソフィーをもっと大事に扱って貰いたかった。
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