ドリームのレビュー・感想・評価
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最高だった!差別を実力でねじ伏せる強い女性達の姿に涙が止まらなかっ...
最高だった!差別を実力でねじ伏せる強い女性達の姿に涙が止まらなかった。少ないけど理解を示してくれる人達との交流もとても良かった。
素晴らしかった。パワー貰った。前向きな努力を続けるって本当に凄い。
規則だからと理不尽を押しつけて嫌ならよそへ行けという社会で、偏見な...
規則だからと理不尽を押しつけて嫌ならよそへ行けという社会で、偏見なんてないと思い込んでるマジョリティが無意識の差別を発揮する。自らの才能と正しさを信じて横紙を破る勇気と、それを認める度量が世界を変える。しかしこの映画のテーマと相反する、悪しき組織論の成れの果てみたいな邦題騒動はほんとダメすぎるなあ。
偏見、思い込み
トランプ時代にタイムリー、今なお続く人種差別の根を見た。邦題は「ドリーム」、原題は「Hidden Figures」(陰の、隠された?人々)。
諦めず夢を追いかけた人々の姿(実話)に感動しました!
※途中、今のブラック企業や北朝鮮の正義について浮かんだのは..(笑
若い世代の人たちに見てほしい
「努力をし続けることは大切だ」
それを痛感させてくれる作品であった。
私はこの映画、中高生の間に出会いたかったと感じた。洋画だと難しく感じて避ける若い世代の人もいるだろう。でもこの映画を見て、色々な目の前のことに対して目標を持ってほしい。
この映画は全世代の人が楽しめる映画だと思う。わかりにくい描写も少なく、実に物語がストレートに描かれている。そしてアメリカの歴史的背景にも実に忠実だ。軽快であり、見終わった後の余韻もとても素敵であった。
たくさんの人に見てほしい。とても素敵な作品である。
爽快!そして考える
NASAで優秀な黒人女性たちが貢献していたことさえ知りませんでした。偉大なプロジェクトの影には多くの人の才能と努力、そしてドラマがそこにあるんだなぁ。音楽もいい!久しぶりに鳥肌が立ちました。
夢が差別を乗り越えさせた。
色んな方が語られているように、「ライトスタッフ」と共に鑑賞することをおすすめする。
ライトスタッフが、人々の夢を乗せた正しい資質を持った男の物語なら、ドリームはその夢を叶えるために闘った女の物語。
黒人差別、女性差別の問題を、人類の問題として捉え始めて、公民権運動などが活発になった時代において、黒人女性が身を粉にして働き、夢を抱いて立ち向かう姿は、現代人が夢を抱くこととは、まるで違っている。
アメリカが人種や性別など超えて、共通の「宇宙」という夢を描き、絶望したり、歓喜したりした時代が確かにあったんだということを思い知らされた。
自分事に置き換えて考えてみると、単純に、何かに向かうとき、何かを達成したいとき、仲間内で争っている場合ではなく、互いを尊重しながら、より良い判断ができる上層部のもと、団結することが必要なのだと思った。
「無敵」とは、文字通り、敵がいないことであって、仲間を認めたり、信じたりすることこそ、最強なのではないだろうか。
色んなメッセージ
黒人、女性の権利回復みたいなものがメインテーマなのかなぁ?
ただそれを超えて、
「自分らしい生き方」「人間とは」みたいなものも
この映画から問われているような気がしました。
少し詰めこみすぎかなと思うところもありましたが、
見てとてもよかった映画です^ ^
隠れていた重要な数を表舞台に立てずにいた女性たちが見つけた、という素晴らしい原題
近年でこれほどに知的であるという面で力強く、なおかつ華麗でありリーダーシップにも優れているという女性たちを描いた作品があっただろうか。人種と性別によって不当に虐げられた彼女たちが能力を示していくことで多くの困難を乗り越えていく物語の意義をひとえに評価したい。
当地でこうした作品をローティーンの女の子たちがどのように受け止めたのかは、数年後の大学入試で明らかになるのかもしないが、多くの女の子とその親たちに教育の重要性を伝えることになったことは間違いない。
いくつかの点において映画的に予定調和であったとしてもそれが当事者たちの苦悩と努力を損なうことは無い。今作を観るにあたって事前に『ライト・スタッフ』を、鑑賞後に『遠い空の向こうに』を改めて観たが、それら名作においてもまったく語られることのなかった多くの“ブライテスト”の存在と数学的な才能の魅力をこのように見せてくれたことに感謝。
彼女たちが勝ち取ったものは全くの平等や中立的な関係性でないこともまた示されているが、それが同じ人種、同じ性別によっても不寛容であるとも描写されていて丁寧な作りだなと思う。キャサリンが数百メートル離れた有色人種用のトイレに走って往復するという繰り返されるシークエンスも【タラジ】の演技によってややコミカルにもなっているが、それが単一の理由でないことが彼女の見せ場ではっきりするあたりも上手い。彼女たちが感じていた不公平さをまさに身体で表現していた。
こうした作品は繰り返し、新しい世代に向けて作られなければならない。そう思うわせる快作だ。
勇気が出る映画
3人の女性たちがカッコイイです。皆が目指す夢があり、そこに合理性を求めれば、差別は無くなるのか!という気付きとともに、世界を少しづつ変えられるような勇気をもらえる映画でした。
100年後の残ること、まだ私は成し遂げていないな。
上映館数が少ないですからね、土曜日の朝一でしたが、観客が多かったです。
あんまり感想でない
とてもまっすぐな物語。
とても強く正しい人物の物語。
努力と忍耐が報われる物語。
とても楽しく拝見した。
よい映画でした。
しかし、どうしてでしょう。
鑑賞後、よい気持ちにも、
悪い気持ちにも、なんにもならない。
心が凪いでしまう。
こんな素晴らしい人間の映画を見て、
凪ぐ私は、いけないのでしょうか。
そんなことを思う帰り道。
良質な映画です。
多くの方々がコメントされているので内容にはふれませんが2時間はに半、画面に引き込まれて余計なことを考えることはありませんでした。しかし、何でもっと多くの映画館で公開されないのであろうか?
平日であったので席はあったがこの公開劇場数であれば土日は予約して行かないと入場できる可能性は低いのでは。
私には今年1番の映画でした。
守るもの攻めるもの
性別、人種、思想、信仰…。数え出したらキリのない差別や区別。コレはそんなど真ん中の時代を描いているが、上手い具合にドライで、有能な人物たちの葛藤と、壁を乗り越える日々への讃歌となっていて、好ましい作品でした。
無意識に立場を守ろうとすると、どうしても停滞が起こり、新しい流れを受け入れる余裕がなくなるものですな…。ただし、能力を持ち前進する側にも、視野狭窄は起こっていて、ぶつかりやすくなる。やはり隣人をフラットに観察するところから始めるのが良いんだろうなぁ、なんてボンヤリ思いながら劇場を後にしました。
軽快!痛快!アメリカの時代
アメリカが一番アメリカらしかった(であろう)時代の課題と次を切り開く姿が音楽と相まって重くなりすぎずに描かれていて純粋に楽しめる サントラ欲しいな
ただ邦題の「ドリーム」はないわー ホントもったいない
黒人じゃなくても全女性に響く戦いの物語。
黒人で女。1960年代のアメリカにおいては決して生きやすくなかったであろう人々が、自らを認めさせた物語です。
人種差別と性差別の2重ハンデを、自らの才と言動で克服した英雄譚ですから、とってもスカッとします。
明るく軽やかに事をなしえたように描かれているため、エンターテインメントとしても優秀という点で、より受けがよいという寸法ですね。
本国アメリカではラ・ラ・ランドよりもヒットしたとか、ファレル・ウィリアムズによる60年代調のオリジナルスコアがいいとか、キャサリンはまだご存命であるとか、聞けば聞くほど気になる要素が目白押しです。
主役のキャサリンを演じた役者さんは知らない人でしたが、ドロシーを演じたオクタヴィア・スペンサーは、『help』でむかつく雇い主に作ったパイにう○こを入れて逆襲したメイド役がかっこよかった彼女でしたし、メアリーを演じた方はムーンライトに出てた、シャロンが懐いた麻薬ディーラー(この人はキャサリンの夫になった軍人役で出てた)の奥さん役の人で、知ってる顔だったので入りやすかったです。
メアリーとキャサリンは常に濃く口紅を引いていて、よく似合っていました。衣装も華やかで、常にハイヒールな彼女たちにうっとりもしましたが、あんなヒールで800m先のトイレにまでかけこまないかんというのは、面白いシーンではありましたが、なんつうヒドイ扱いかと憤慨しました。
キャサリンの上司の本部長役が、どっかでみたなー誰やっけ?と思っていたら、なんとケビン・コスナー。久しぶりすぎて全然分りませんでした。すごく久しぶりにみたなぁと思いました。
また、東コンピューター部の白人管理職をやっていたキルステン・ダンストもよかったです。
宇宙飛行士との交信が一時途絶えて、計画失敗か?という辺りの引っ張りは、ちょっとうっとうしいと思いました。
もうキャサリンが万事解決でええやんけと思いましたが、ま、皆さんに楽しんでもらおうとおもったら、仕方がないのかなーと。
あと、本部長がかっこよく書かれすぎと思いました。
それと、字幕が前後の文脈と、俳優のリアクションとちょっとニュアンス違うくない?って思ったシーンが幾つかありました。
英語聞き取れてないので、あれですが、家で予告を見て、やはり予告と字幕がちがうね、予告の字幕のほうがしっくりくるねって思いました。
まあ、そんな引っかかりは瑣末なことです。
キャサリン、ドロシー、メアリーの3人が、差別を潜り抜け自分を認めさせる過程が肝です。
ドロシーは黒人が集められた西コンピューターセンターの実質管理職だけど、会社の扱いは管理職ではありません。昇格させて欲しいと直訴しますが、取り合ってもらえません。
メアリーは新しく配属になった部署で、エンジニアを目指せよとユダヤ人の上司に励まされてエンジニアを希望しますが、白人向け高校での受講がないとの理由で却下されます。
キャサリンはめちゃくちゃ優秀な数学者なのですが、コンピューターとして配属された新しい部署で、人種差別と女性差別にさらされて四面楚歌状態です。
そんな状況を、彼女らは正攻法で克服します。
ドロシーはIBMにコンピューターたちの仕事が奪われる未来を踏まえて、独学でコンピューターマシンの勉強をして、ついにはIBM担当の管理職になります。
メアリーは訴訟を起こし、判事を名演説で説き伏せて白人向け高校の受講を勝ち得えます。そして夫をも改心させます。
キャサリンは勢いからですが、トイレが近くにないし、コーヒーポットは空のまま区別されるし、服装規定も差別的でむかつくってことを本部長と部員の前で咆哮します。
それと並行して仕事では成果をあげ、女は入れないという会議に入れてもらえるよう声を上げ、中に入っては大活躍し、その能力の高さを無視できないように発揮し続けることで、やりたいことをできるようになっていきます。
意地悪に意地悪で返すようなことはしません。正攻法で、尊厳をもって、自分が正しいと思うことをやり続けます。その姿の神々しさ、美しさ。
また、軽やかに描かれてはいるけれども、実際にはもっとひどい扱いをうけ、もっともっと傷ついて苦しんで、戦っていたのではないかと想像しました。
結構泣いてる方がいましたが、私は泣きませんでした。泣きそうになったシーン(ミッチェルがドロシーではなくミセスヴォーンと呼んだシーン)がありましたが、我慢しました。
それは面白くなかった、感動しなかった、という事ではありません。
映画を観て感動して泣く、というのは、いい気分になった、気持ちよくなったということも含むので、この映画での戦いを気持ちよさのツールとして消費したくないと思ったからです。
女を低能だとみくびる男の言動、人種分離政策を当たり前だ・自然なことだとする白人の言動に、一箇所一箇所強く怒りを覚えながら観ました。
キャサリンは結構すぐに軍人(むかつきすぎて名前覚えてない)を許していましたが、初対面で思いっきり女を馬鹿にした事を私は許しません。
キャサリンより明らかに無能なのに、黒人で女だからものすごーーーーーく見くびって意地悪をするポールを私は許しません。
女が男の仕事であるエンジニアを目指すとかやめとけってゆうメアリーの夫(最後には応援してますが)を、私は許しません。
ドロシーを昇格させず、常に高圧的にふるまうミッチェル(最後には昇格させましたが)を、私は許しません。
2010年代でも依然として残る人種差別・性差別に対抗するために、沸いた怒りを感動で薄めたくないと思うからです。
もちろんどう受け止めるかは個人の自由なので、単純に気持ちよくなることもアリです。おそらくこの映画は単純に気持ちよくもなれるように、マイルドにハッピーにつくっているので。
でも、フェミニズムよりぎすぎすしてなくてよい、明るく朗らかだからフェミニズムより優れているっていう評価のされ方がむかつくので、噛み付いてしまいました。
この映画に感動したならば、あなたもフェミニストのはしくれなんですよ。そこんとこわかってる?って思います。
痛快!信念を曲げない生き方
なんとも晴れやかな気持ちにさせてくれる作品でした。
活躍する3名の時代が現実とは多少異なることや、主題の1つでもある黒人差別、女性への軽視/差別などが語られていると思うのですが、それよりも、本作品が持つある種の“清々しさ“に、私はただ純粋に働くこと努力することの素晴しさ、信念を曲げない事の大切さを改めて感じました。
また、ケビンコスナー演じる本部長を筆頭に、「誰が言っているか?」ではなく、「何を言っているか?」を重んじる考え方は、やはりアメリカが先進国であり、日本人である自身にも偏見や驕りが無いか?と考えさせられました。
ストーリー展開も小気味良く、後味も良いのでスッキリとする作品だと思います。
内容に寝て、人間ドラマに泣かされる
ドキュメンタリーや文章などで歴史的を知っていたし、人種差別があったという事実を逆手にとってそれを美化したような話だったし、やっぱアメリカ礼賛だったし……内容そのものはとても感心できるものではなかったけれど、感動させられてしまった。
結果はある程度決まっているわけだから、あとは演出次第、演技や編集・音楽などあの手この手で盛り上げて、喜怒哀楽をくすぐってくる。それが巧みであれば、例えそれがわざとらしくても、心が震えてしまう。そして、自分はこの作品の巧みな演出に泣かされてしまった。
わざとらしくてむずがゆいけれども結局感動してしまうフラッシュモブ的な感動のようなものを感じた。
オクタビア・スペンサー、マハーシャラ・アリ、キルスティン・ダンスト、ケビン・コスナー等々、実力・実績ともに素晴らしい役者揃いで、人と人との絡み合いにおいては、文句なしに惹きつけられる。
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