「三人ともカッコよすぎる❗️」ドリーム 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
三人ともカッコよすぎる❗️
遅ればせながら、BDで観た。基本的に映画の情報は、観る前に得ないようにしているのだが、今回は絶賛の嵐の中、ついつい読んでしまっていた。だから、知りすぎていて、楽しめないかもしれないとの危惧があった。でも、全く大丈夫だった。あのキャサリンが席を外す理由を述べたシーンは涙が溢れ出したし、メアリーが裁判所で発言したところもポロリ。彼女たちは、黒人であることから差別される上、女であることまで差別される。2倍なんてものじゃなく、2乗以上だ。それでも、声高に権利を主張したり、組合活動したりする方法ではなく、着実に仕事をこなして行くことで周囲の人間を変えさせて行く。かっこいいと言わざるを得ない。ドロシーもなかなか管理職になれない中、やがてコンピュータの時代が来るのを見越して、自分だけでなく、仲間たちまで一緒にFortrunの勉強を始めるところなんか最高だ。見終わった後、本当に胸がすく思いでいっぱいになった。何よりも彼女たちが素晴らしいのは、たとえ給料が低くても、そして日陰の仕事であろうとも、自分たちの仕事に誇りを持って取り組んでいることだ。それが何よりも胸を打たれた。自分もそうありたいとの思いを強くした。昔観た「ライトスタッフ」の男たちもめちゃくちゃかっこよかったけど、それにつながる映画が観られて幸せだった。マーキュリー計画は本当にすごい人たちの力があればこそ実現できたのだと思う。
コメントする