「夢があるから。」ドリーム ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
夢があるから。
クリックして本文を読む
概ね高評価だった今作を観ると確かに胸のすく思いがした。
女性ならこんな風に困難や差別を跳ね除けてみたいものだ。
愚痴や嘆きよりはるかに清々しい。でもそれは何より彼女
たちに類まれなる才能があったから。史実とはかなり違う
描写や設定もあるようだが、今作で取り上げた試練や家族
愛には彼女らの功績を後押しする力があった。だから評価
されるのだろうと納得がいく。電子計算が当たり前の時代
からみると、あんな風に手計算を繰り返し宇宙飛行を成功
させていたことに驚愕する。ソ連との開発競争の中で凄い
ことが成し遂げられていたのだなぁという真実、一般人と
変わらぬ家事や生活をしながらの仕事ぶり(ママさんぶり)
を見て、ホラ女って凄くない?なんて言ってみたくもなる。
しかし支える側の男たちとて有能ぶりでは負けてはいない。
女だって良い上司や夫に支えられて仕事ができているのだ。
嫌味や虐めを繰り返す上司や同僚は男も女も同列、そんな
環境の中でも自分の希望を貫き成功させる術があることを
何度でも教えてくれるのが素敵。夢があるから前進できる。
(適材適所の配役。ケビン・コスナーは当たり役多いなぁ)
コメントする