「すばらしい3人の女性!」ドリーム おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
すばらしい3人の女性!
アメリカで黒人差別があったことは知っていましたが、世界に名だたるNASAでもこんな理不尽な差別があったとは知りませんでした。しかし、主役の3人の女性たちが、逆境にも負けず、しっかりと声を上げ、自分の夢に向かって力強く歩んで行く姿は痛快でした。実話をもとにしているということですが、なかなか真似のできる生き方ではありません。本当に尊敬します。
劇中、プロジェクトリーダーの「一丸とならなければ成功は得られない」という言葉が印象的でした。責任ある立場の人間がこう言わねばならぬほど、国家プロジェクトにおいてもはびこる差別や偏見の根は本当に根深かったのだと思います。しかしこれは、現代でも、日本でも、自分の身の回りでも、同様だと思いました。そう思ったのは、自分の中にも似たような感情があるからかもしれません。「偏見はない」と言う上司に対して、「わかってます、あなたに自覚がないことは」とドロシーが返した言葉が胸に突き刺さります。
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