「内容に寝て、人間ドラマに泣かされる」ドリーム SHさんの映画レビュー(感想・評価)
内容に寝て、人間ドラマに泣かされる
ドキュメンタリーや文章などで歴史的を知っていたし、人種差別があったという事実を逆手にとってそれを美化したような話だったし、やっぱアメリカ礼賛だったし……内容そのものはとても感心できるものではなかったけれど、感動させられてしまった。
結果はある程度決まっているわけだから、あとは演出次第、演技や編集・音楽などあの手この手で盛り上げて、喜怒哀楽をくすぐってくる。それが巧みであれば、例えそれがわざとらしくても、心が震えてしまう。そして、自分はこの作品の巧みな演出に泣かされてしまった。
わざとらしくてむずがゆいけれども結局感動してしまうフラッシュモブ的な感動のようなものを感じた。
オクタビア・スペンサー、マハーシャラ・アリ、キルスティン・ダンスト、ケビン・コスナー等々、実力・実績ともに素晴らしい役者揃いで、人と人との絡み合いにおいては、文句なしに惹きつけられる。
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