劇場公開日 2017年9月29日

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「男女差別のない才能、能力評価」ドリーム シムウナさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0男女差別のない才能、能力評価

2017年10月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

予告編の「ラ・ラ・ランド」を超えた・・・
というフリに完全にはまってしまい
鑑賞しました。優劣だとどっちだろうと悩みますね。
誰かにこの映画、お薦めだよって言うのは
控えています。

その人の趣味、嗜好、感性なんて自分と
合うなんて事ないから・・・

だけど、この映画は万人受けするんじゃなかなぁ~
だって実話だし、何か困難に向き合っている人は
勇気もらえますよ。ということで、お薦めの1本です。

上映館数は少なく、年齢層も年配の人が多かった。
もっと若い人が見たらいいのに・・・

ソ連とアメリカの宇宙開発競争はあまり
興味ないかな・・・
まぁ、自分も大して知識あるわけではないけど
裏側でこんな話があったなんて驚きでした。

黒人問題を取り扱った映画は多いですが・・・
才能や能力があるのに十分に
発揮できない職場環境って
腹が立ちますよね。ブチ切れてしまいそうな
状況が多々ありましたが
なんで、そんなに毅然とした態度を
とれるのだろうと感心します。

でも、コツコツと自分の出来る事を淡々と
こなしている姿・・・
いつか花開くんだろうなと前半部分はひたすら
我慢の展開でした・・・

自分たちだけでは状況を変えること難しく、
白人主義を一変させる
上司の対応にヨシってガッツポーズしたくなるほど
中盤は胸がすく展開の連続。

主人公は数学の天才、しかし時代は進んでいき
コンピュータ全盛の時代になっていき、
仕事を失う時期が訪れるって
思いながら見ていました。

何かが便利になれば、誰か損する人が現れる。
時代の波に飲まれていくのかなと
悲しい気持ちになりましたが・・・
まさかの胸アツ展開に・・・

宇宙飛行士の彼女の計算なら信じる・・・
号泣でした(笑)

こっそりメインフレームを操作して
派遣した技術者を凌駕したり
世界初の女性技術者を認めたのはあなたの功績って
裁判官を説得してみたり・・・
本当に強い女性たち。この強さ、憧れます。

邦画タイトル、なんでこれなの?と
いうのが多いですが
鑑賞後、このタイトル素晴らしいと感じました。

シムウナ