「100年後に残る判断を‥‥しなくちゃね」ドリーム 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)
100年後に残る判断を‥‥しなくちゃね
ソ連とか宇宙(軍拡)競争とか差別とか男性上位社会とか‥‥決して簡単ではないし、今でも解決どころか複雑化しているようなものもありますが、少なくとも闘う相手(敵?)としては分かりやすい。
それに比べると原発廃炉の予算や人員をどうするか、とかテロとか難民とか、高齢化に伴う諸問題等々、は一体誰を相手にして、何をどう頑張れば道が開けるのか、といったことが見当もつかない。少なくとも個人レベルで闘う手段が思いつかない。
『前例のないことに挑み、前例を作ればいい』
一人ひとりがそれぞれの持ち場で、それぞれのやり方で、何か今までと違うことに挑む、という社会的な合意を形成し、政治はそれを妨げるような法律や行政のシステムを変えて行く。誰もが『知られざる人たち』(原題)になれる社会。
今度の選挙でそんな方向感が見えてくる結果になればいいのにな、と夢見てしまいました。
100年後に残る判断を我々もしなくてはいけないのですよね。
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