三度目の殺人のレビュー・感想・評価
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十字架
殺人事件は二件なのに三度目の殺人
そのタイトルの意味を考えながら巻き戻して2回目突入
咲江に証言させていればもしかしたら死刑にはならなかったのに、そうしなかった重盛の罪を言っているのか、それとも司法そのものを言っているのか
鳥のお墓や燃やした跡が十字架になってたりと、十字架がキーになってる気がします
最後の面会を終えて空を見上げる重盛はなぜか住宅街の十字路に立っていました。そこで終わります
ん?よくよくみると、この十字路、十字架に見える!!重盛は十字架の中にいます。そこで終わる
ってことは、やはり罪の中にいるのは重盛だから、三度目の殺人は重盛のことを言っているのかな、と解釈しました。
見て見ぬ振り
そんな罪を表しているのかな、と。
彼女の殺意をあなたが忖度した
映画「三度目の殺人」(是枝裕和監督)から。
なかなか難しい作品だったので、モヤモヤ感は残ったが、
キーワードは「忖度(そんたく)」かな、と感じている。
忖度とは「他人の心情を推し量ること、
また、推し量って相手に配慮することである。
「忖」「度」いずれの文字も「はかる」の意味を含むようだ。
「流行語」として話題になったが、本来は悪い意味ではない。
しかし今回は、いくつかの場面で「忖度」が見え隠れする。
裁判官が導きたい方向性を、検察官・弁護士が忖度する、
食品偽装を、自分たちの生活の為に口封じ、それも忖度。
そして、最期まで分からずじまいの殺人動機も、
仮説であるが「彼女の殺意をあなたが忖度した」と言い切る。
もっと複雑なテーマがあるのかも知れないが、
鑑賞中にメモしたフレーズを眺めると「忖度」と言う単語が、
妙に引っ掛かったから。
「本人の意志とは関係ないところで、人は生まれてきたり
理不尽に、生命を奪われたりしてるってこと」の台詞も
意外と記憶に残っているのでテーマは「理不尽」かもなぁ。
演出は面白い
もやもやして終わる映画。
それを意図的にやっているのだから、
監督の思い通りなのだけど、
イマイチすっきりしない。
決してつまらないわけではないが、
薄気味悪い映画ではあった。
福山と役所浩二が、面会室で語り合うシーン。
ガラス越しの撮影で、
二人の顔が重なるような演出は、
役所浩二に福山が自己を投影しているようで面白い。
しかし、もう一回みたいかと言われると、
もう見たくないような映画だった。
人の心なんて見えない物
裁判官に憧れがあった彼の歪んだ正義が殺人
少女に娘を重ねていたそんな彼女の悲しい生い立ちそれを知って彼の中の正義である殺人を計画させたのでは 母親までを巻き込ませるまでが計画
それなのに少女が自分のために証言してくれると知って嬉しかったにちがいない でも彼女が好奇な目にさらされるのは彼の正義に反する 認めたまま裁判を進めていれば死刑は免れるでも彼女を守るために自分が不利になっても証言を変えることにした
最期弁護士が自分を理解してくれたこと 認めなかったけど
死をまえにしてやっと得た理解者になったような気がする
司法にも皮肉を忘れないことがいい
予定調和以外は認めないんでしょ
結果ありきの裁判が一番怖い
あらゆることに自分を勘定に入れず
広瀬すずちゃんが可愛くて溌剌としてて好きなんだ。
そのイメージがあるから
クソ親父にやなことされたら
蹴り飛ばしそうだ。
役所さんは
ひどいことされてる人を守るために
器としてもたらされたのか
神々しいけど殺すしか解決はないのか
全ては自己満だけど助けられた人はいる。
スッキリしないので好きではない。
【黑電影】第三次殺人。
人有弱點就站不住腳。
雖然,面對複雜的刑事案件,釐清真相的過程大多是瞎子摸象,距離真正的事實還很遠很遠,也因為很遠,反而成為盲點,更深入一些,就變成莫名的弱點。
重盛律師對自己辯護的對象說的證詞到底是真是假沒有興趣,他是律師、一個以打贏官司為目標的菁英律師,即使辯護的是無惡不作的殺人犯也不影響他的原則,只要取得有利證詞,依據辯護對象的需求進行抗辯,死刑打成無期徒刑、有罪判成無罪,那是他的工作,一點也沒什麼好猶豫或為難。
是啊、律師不就是這樣的工作?顛倒黑白,只為達成目的。
三隅高司的二次殺人案在重盛律師眼中看來,大抵就是一起逃不掉三十年刑期與習慣的產物,因為殺人而坐了三十年牢的傢伙,出獄後是能怎樣回歸尋常社會?既然有了前例,再一次殺人也不會感到意外,被他殺的人只能說是倒楣,居然會相信殺人犯的話而雇用他。
接手案子代表自己已經做好辯護準備,將刑度爭取到無期徒刑就好了,三隅當年在父親手中遭到重判入獄,重盛律師覺得這或許有一點宿命的感覺,只是,當年父親是審判長,現在的自己則是替殺人犯辯護的律師,這感覺像是穿越時空與父親在法庭上交鋒似的。
唯一相同的,是當年父親給三隅判了活路,現在的自己也要替三隅爭取活路。
活下去,好似顯而易見的正常,可有誰想過習慣關在籠裡的鳥兒一旦放了出去,究竟能夠活多久?
重盛律師以為這不過就是殺人犯突然怕死而希望減刑的案件,反正律師跟辯護對象本來就不是交朋友,公事公辦就好,怎料三隅不斷推翻供詞,真相在一次次翻案後變得撲朔迷離,重盛律師察覺事實好像沒有那麼單純,不管是被害的山本先生遺孀或女兒態度都有些奇怪,他漸漸想要釐清事實,卻也發現自己一步步踏進三隅架構的世界裡。
這個三度推翻證詞的殺人疑犯,或許真的殺了三個人--不見得是真正謀殺。
撇開他三十年的犯案,我認為這回三隅確實是殺了三個人,除了開場直接殺掉的山本先生,奪走生命向來是最直接的殺害;然而,三隅選擇以謊言毀掉山本太太的名聲,人格殺人某方面來說甚至比取人性命來得難以承受;最後,他還是回歸到自己的初衷,咲江的期盼其實與他無關,他用冷漠毀掉小女生的希望,畢竟對殺人者存有期待本來就不應當,這是三隅自己的念頭,卻也反應出社會多數人的心思。
日本的法律判定某些部分與台灣類似,殺人動機是很重要的參考,強盜殺人那般直接兇狠的殺意與殺人後才動念竊取財物的罪行居然不同層級,仇殺與劫財殺害明明都造成當事人的死亡,卻因理由不同而會有不同刑罰,法律所保護的,到底是加害者還是受害者?受害一方除了得要承受失去親人的至痛,居然還得忍受加害者可能不是直接犯意的司法寬恕?
人都死了,為何不用償命?
「第三次殺人」(三度目の殺人)以大量對白與室內戲鋪陳出律師與殺人犯之間的矛盾和詭譎,福山雅治與役所廣司會面時的情緒張力滲入鏡頭底下,究竟哪句話是真的、哪句話是假的,逐漸變得不那麼重要,重盛律師發現自己居然會關注辯護對象的背景與想法,那是最大的改變與衝擊,同時,三隅也透過與重盛律師的對談,掌握到他夢寐以求的力量。
即使他得用自己當代價做交換,那根本無所謂,畢竟這條命活得那麼痛苦,失去的已經那麼多了;畢竟這一生過得那麼辛苦,人就是這樣,如果不對很多事情視而不見,根本沒法好好活下去,既然已經走到這個地步,也沒什麼好留戀了,目的達到就好了。
目的達到,原來殺人犯與律師內心深處的執著是那麼樣相像?
也是,人生那麼多苦痛,不學會視而不見,怎麼活的下去?
那,應該也算是弱點吧。
雑エンド
【雑END】
動機も犯行事実も分からずエンディングというのは考えさせる演出と見せかけた雑エンディングだと思う。怨恨なのか、強盗殺人なのか、共謀なのか、誰かを庇っているのかで映画のテーマが全然変わってしまう。自分としては伏線回収の放棄だと思う。
【供述変更の謎】
私の中で謎だったのは、なぜ週刊誌に奥さん指示説をリークしたのかです。死刑回避のためなのだろうが、広瀬を庇うなら怨恨→強盗プランを受け入れるだけでOKだったのでは?弁護士にも検察にも言わずいきなり週刊誌というのも謎。この時点で五十万の入金が分かるのも謎。奥さんが旦那を殺そうとする意図も謎。とにかく謎すぎた。
【三隅の像】
結局のところ三隅という人物像は『自分の主張をコロコロ変えそれに右往左往する人をニヤニヤと観察する悪趣味な男』であり、奇しくも福山の父が語った常人が理解し得ないどうしようもない人間なのであったと思う。
【描こうしていたテーマ】
この映画で『事実を軽視し自分たちの都合のいい真実で人を裁く司法の傲慢さ』を訴えているのであれば無理がありすぎるのではなかろうか・・・30年前も現在も供述コロコロ変える愉快犯を信用しろって方が難しいと思う。
本当の三隅の心情でも分かればテーマに沿った受け止め方もできただろうが、肝心の結論が視聴者丸投げででは挽回の余地はない。そういう意味でも最後の犯行事実と動機は描写されるべきであったと思う。
観るたびに新たな発見が...
非常に難解な作品。表面的なストーリーの奥に隠された事実が隠されている。役所広司の底知れぬ不気味な演技に翻弄される映画。真実は何かを観る側が推理して納得できるまで何度も見たくなる。
是枝作品にはがっかり
犯人は特殊能力が有るのか無いのか?
素人でも解る法律を視聴側にも解り易くセリフで説明する意味があるのか?
結局、殺意はなんなんだ?
福山のカッコつけの演技は如何なものか?
夢のシーンでの雪合戦はなんだろう?
監督はもっと勉強して映画を作ってもらいたい。
この作品を評価する映画関係者の頭は大丈夫かな?
面白いのか?
期待してみたが、結局何が伝えたいのか曖昧だった。
結論もなく、盛り上がることもなく、理解に苦しむ。
役所広司の演技など見所ではあったが、それだけな気がしてしまう。この手の映画は視聴者を納得させてくれるエンディングを迎えてほしい。
是枝監督の作品デビュー
名画座デビュー♬
デビューとともに巡る✨
というわけで、本日2館目にて三作目。
そして期待せず観たこの作品、めっちゃ当たり🎯
なんかうまく言えないけど、真実と戦略(建前)と騙し合いなんかが入り混じってて後から後から筋が変わる。こーゆーの好き、面白い。
もう一回観たい♬(´∀`艸)♡♡
あ!
あたし、是枝監督の作品はじめてだ。
<備忘録・追記>
何が起きたのかを知るのは真実を明るみに出すためではなくて、あくまでも依頼人にとって有利な条件を引き出すための戦術を練るため。弁護士の仕事はそれだけであり、人間的な感情がそこに介入する必要はない。
そう考えていた重盛弁護士が三隅の事件に関しては知れば知るほど戦術とは関係なく自分自身が真実を知りたくなって人間味が増しているように思える。
一方で三隅はそんな重盛が自分に歩み寄ればよるほど逃げるという不思議な構図。
焼肉は自分で焼け!
現代の設定なのに、お茶出してもらったり肉焼いてもらったり、なんかそういうことに無自覚な人たちが「真実とは」みたいな高尚な話してもな〜と思ってしまった。
司法の現実的な一面は初めて知ったのでなるほど、大人の世界なんだと感心した。
福山雅治が空っぽな印象なので、対比役としていまいち説得力を感じなかった。役所広司はすごく良かった!
だいたい性的虐待ネタ最近多すぎないかな。この映画に限らず、映画やドラマで事件の動機に利用しすぎだと思う。たいして深みがあるわけでもないし、現実に苦しんでる人に失礼なきがする。
映画的高揚感が全くない
きちんと作られているとは思う。
ラストに関しても個人的には全く問題ない。
そうゆう映画も今までも沢山あったと思う。
しかしこの映画、見ている時、見終わったあと
一度もおもしろい!と思える瞬間がない。
高揚するシーンが1カットもない。
心理戦とか言っときながら、
顔面アップの切り替えて!
クソしょーもない演出しながらカッコつけた
結末とってんじゃねー!と思った。
それなら最後、決定づけてアッと驚かせろよと。
非現実的なイケメンおっさんの顔面アップで見せられれば見せられるほどリアリティもクソもなくなる。
こちとら2時間の映画観てんだから
一瞬くらい楽しませてくれよ。
だいたい結末あやふやにする映画って
それまでが面白くて、あ、そうゆう結末とったか!
って、ラストじゃない? バカにしてんの?
役所と広瀬
●2018年30本目(DVD鑑賞25本目)
福山主演だけど、役所&広瀬が印象に残る作品でした。面白いかそうでないかといったら自分は面白くありませんでした。
数々の映画賞をとりましたが、そこまでのもの?と感じてしまいました
4.0です。
福山演じる重盛朋章以外の登場人物についてセリフ以外の書き込みは一切ない。であるからして、彼らは体温のない亡霊のようだ。全編通して漂う不穏な空気。今作では、中心にある河川敷事件の真実も犯人さえ明かされない。モヤモヤするといった批評は正しい。答え合わせのない、或いは解答の返却がないテストに気持ち悪い経験をしたことはあるだろう。ただしかし、それこそが我々現代人が生きる世界のあり方そのものなのかもしれない。
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