「映画館でこそ」三度目の殺人 のぎへんさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館でこそ
映画館の大きなスクリーンと音量で、弁護士の重盛、容疑者の三隅、被害者の娘の咲江の息遣いを体感しないと、この映画の重々しさは伝らないのかもしれない。あー面白かったではなくて、誰かの気持ちを体験するような、、
びっくりするような仕掛けのある、エンターテイメントの映画が私は好きだけど、映画はもっと深いものなんだと、改めて感じました。
ジェットコースターに乗った後の余韻みたいにとても疲れました。
真実は何なのか、とかではなく、真実を追い詰めるその過程が、すごく苦しくて、辛くて、そして誰も分からないんだろなあと思うのです。きっとそういう混乱する気持ちを感じて欲しかったのかと思います。
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