スイス・アーミー・マンのレビュー・感想・評価
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思ってたのと違った!(多分いい意味で)
恐ろしいくらいに主張が…
ただただ笑う映画だけでしかない。
作中で語られる意味深な主張などは全くといっていいほどに頭の中に入ってこない。主張が皆無だとは思わないし、実際、何だか含みを持たせた人生観みないなものも語られているのだけれど、ダニエル・ラドクリフの絵力があまりにも強すぎて、思い返してみても何を語っていたのか全く覚えていない。だから残念という思いもないし、訳分からない設定の奇妙奇天烈な展開そのものだけで楽しめた。
結局何だったのか、物語の背景なども不明のまま。多少の不満がないわけではないけれど、おバカと笑い飛ばしてしまえばそれで済む。
劇中歌が何気に良かった。その切なくて美しい響きは思いの外、お下劣な設定や展開に効果的で、どーでもいい話に不思議な含みを与えてくれるような印象。ああいい話、などという錯覚を覚えてしまうくらいに幻惑的なしらべを感じてしまった。
何事も考えすぎてはいけないのかな
深いのか、ブラックファンタジーなのか
ある意味で忘れない映画
久しぶりに映画が好きだ!と思えました。
なんと言葉にしたらいいのかわからないのだけれど、この種のファンタジーと現実が絶妙なバランスで成立している映画は久しぶりに観た気がします。
死体を有効活用するというぶっ飛んだ発想と、でも死体は死体として出来る範疇を越えない (会話は男の妄想と捉えられるし、身体の動きは細かいところまで主人公が補佐するカットが散りばめられている) という徹底ぶりが、より男の孤独との葛藤を表していて、胸がグッとなりました。
ありえない!と思うところが、きちんと笑えるまでのクオリティにしてあったので、アメリカ人が好きな"おなら"も下品に感じなかったし、生きることへの渇望を持つ大事さを丁寧に教えてもらった、そんな愛溢れる作品だったと思います。
なにより音楽が最高でした!
主題歌や挿入歌もそうだし、ジュラシックパークのテーマソングを鼻唄で歌うシーンは、グッと登場人物たちを身近に感じさせてくれました。
そしてポールダノの佇まい、ダニエルラドクリフの存在感、この2人で無ければ成立しなかったし、彼ら以外でこの作品を観たいと思わない、それ程素晴らしかったです。
個人的な感想としては、
学生の頃、映画にはまり始めた時の感覚が蘇って、
"こういう"映画が好きだったんだそうそう!と思わせてくれたことに感謝です。
笑って、泣いて、ドキドキして、ワクワクして、
でも芯はしっかり貫いてくれる。
これからの ダニエルズ、要注目です!
人の醜さ
どんな型にもはまってない
おならと友情
ぶっ飛んでるのにテーマが重い
人間には誰しも死体の様に醜い部分があるものです
その醜さを、自分を否定する事は真の孤独であると本作は言っています
生きる為にはその醜く重たい死体を
背負って歩き続けなければいけない
しかし、困難に遭遇した時助けてくれるのも
死体のような自分自身なのです
ラストシーンで親友を抱え海岸へ逃げたハンクは
軽蔑の眼差しを向けられる中、放屁しました
無人島でメニーと向き合った事で文明社会では抑圧されるべき感情を爆発させました
それは醜い自己の肯定です
もうハンクは孤独ではありません
あなたの心に素直に生きるならば決して孤独ではない
まるで人生そのものを問うような重いテーマにいい意味で裏切られた作品でした
笑っいっぱなしだよ‼️
リアルな死体感に脱帽
メニーの死体がリアルすぎて、ある意味ビックリしました!
冒頭のオナラ噴射を浮力に、あり得ない速さでジェットスキーは笑えました。速すぎだろ!
メニーは死んでるんじゃなくて本当は生きてるんじゃないかなと思って、そんなオチがラストに用意されてるのでは?と予想してたら超越してました!
ラストの海に還るシーンでニヤッとしたのは良かったです!自分もニヤッとしましたw
死後硬直で体は動かしにくいはずなのにどんな時もぐにゃぐにゃ(笑)、ウジ虫が湧いてもいいのに一切なし、メニーのナニがピョコピョコすぎてキモすぎ、どんだけガスがあるんだよ、ゲロ水飲んでも大丈夫か、他にもツッコミ満載でしたが、下ネタも笑えました!
今回ダニエル・ラドクリフは主役ではなかったけど、主役以上の存在感を放っていました!
こんな役回りもやるのかと驚きを感じた映画でした!
ハリーポッターの印象が強い彼ですが、そのイメージを見事に払拭してくれました!
良き映画
特殊な設定だからこそ描ける自分との向き合いをとてもコミカルに前向きに描いてて好印象です
ラスト、死体が主人公だったのか、それとも彼自身だったのかが曖昧な感じだったのは好き嫌いのわかれるところかな?
私はむしろどっちだったのか種明かしがない故にファンタジーから離脱しない選択を推します
現実社会をオマージュしたさ迷う森の陰残さと対照的に想いを寄せていた女性と同一化していく過程のファンタジーな映像手法は怪獣たちのいるところを彷彿させました
難点は人前でオナラをすることが良きことと認識して緩むことかな?
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