「メニーが勃った」スイス・アーミー・マン uzさんの映画レビュー(感想・評価)
メニーが勃った
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ワケがわからない。
妄想、幻覚、夢…
全部ではないにしろ、そういうものが多分に含まれていると思っていたら、全て本当だった。
死体との間に生まれる奇妙な友情。
その割に、やっぱり扱いは“物”っぽかったり。
シュール過ぎてシリアスともコメディとも判断がつかない。
綱渡りのバランスを、絶妙に保ち続ける。
ハンクが元気過ぎたり、工作能力が高過ぎたり、色々と都合がよ過ぎたり。
死体の他にも、ツッコみ出したらキリがない。
下ネタも多いし、確実に人を選ぶ作品だろうが、どうしてか嫌いになれない。
最後、「あれ、あまりにも近くね?」というところで“仕組み”を察することができる。
ここが駆け足のために気付きづらいのが難点ではあるが、それ故に解釈が別れるのも面白い。
写真の女性は母親オチかと思ってた。
最後、メニーはまた別の誰かを救いに発ったのだろうか。
いいや、新しい友達に会いに行ったのかもしれない。
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