ブラッド・ファーザーのレビュー・感想・評価
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メル・ギブソン、荒野に帰還!
レンタルDVDで鑑賞(吹替)。
燻銀になったメル・ギブソン御大、「若いもんには負けられん!」とばかりに大暴れ!―荒々しさと優しさが同居したオヤジの怒りと愛に痺れる、安定感抜群のアクション作品でした。
荒野の一本道をバイクで走りながら、マッドマックス・ショットガンで追撃者を撃退するシーンがめちゃくちゃカッコ良かったです。「マッドマックス」にオマージュを捧げているところが好ポイント。メル・ギブソンには荒野が似合うなぁ…
しかし、往年のアクションスターも寄る年波には勝てなかったのか、アクションは全体的に緩め。体を壊さない程度に調節している感じでした。それでもカッコいいんだからすごい…
※修正(2021/10/02)
明後日の朝はご機嫌な夜明けかも
【ブラッド・ファーザー:おすすめポイント】
1.こんなジョン・リンク役メル・ギブソンを観たことない!!!
2.ジョン・リンク役メル・ギブソンとリディア・リンク役エリン・モリアーティの絡みやセリフがいいなぁ!!
3.観ている間に、リディア・リンク役エリン・モリアーティがどんどん好きになっていく!
4.何気にはまるこの脚本が良い!
【ブラッド・ファーザー:名言名セリフ】
1.ジョン・リンク役メル・ギブソンの名言名セリフ
→「誕生日のどこがめでたい?」
→「お袋の腹にいた頃から酔ってたかもな」
→「どこかで見かけたか?」
→「明日は目覚めたくなくても明後日の朝はご機嫌な夜明けかも 人生最高の1日かもしれないんだ 逃す手は無いだろう」
2.リディア・リンク役エリン・モリアーティの名言名セリフ
→「私、あんたの娘よ」
→「車のフロントガラスにぶつかったハエみたいにヤバイの」
急にぶちギレるメル・ギブソン
「ブラッド・ファーザー」字幕版 PSvitaで鑑賞。
*概要*
元犯罪者がギャングから命を狙われた愛する娘を守るため戦うアクション映画。
*主演*
メル・ギブソン
*感想*
久々にメル・ギブソンの映画を鑑賞。期待してましたが、普通でした。メル・ギブソン完全復活と書いてありますが「完全」ではなかった。アクションはそんなにド派手ではなかったですし、描かれてるのが、父親と娘の絆。でも、親子の絆と言ってもそこまで深~く描かれてなくて、そこら辺は微妙でした。
主人公のメル・ギブソンが演じるジョン・リンクは、元犯罪者でクズであり、今はアルコール中毒のリハビリ生活をしています。そんなある日、行方不明だった娘から連絡が…どうやら娘はギャングとトラブって命を狙われてるらしい。。リハビリ生活から一転、ギャングから愛する娘を守る決意をし、警察やギャングに追われながら、「逃亡生活」が始まるわけです。
荒野のシーンがちらほらあって、まるで地味なマッド・マックス。娘のリディアは可愛かった。悪役はパンチがないし、迫力がありませんでしたが、気持ちが悪い。(笑)
でも、メル・ギブソンは年を重ねてもワイルドだし、最高にカッコいいです!!\(^^)/
もう少しアクションシーンが見たかったな~。個人的にツボにハマったのが、急にメル・ギブソンがぶちギレる所。怒鳴り方がハンパなかったなw
素晴らしかった
映画秘宝でレビューを描くようにサンプルDVDをお借りして見て、素晴らしかったので改めて劇場で見たら、やっぱり本当に素晴らしかった。超面白かった。
敵のチンピラのクズが憎たらしくてよかった。自業自得としか言えないのに、なんであんなに執念深く娘を探していたのだろう。
メルギブがかつて父親と慕ったおじいちゃんを2回目に訪ねた時に躊躇なく射殺するのがよかった。すっきりした。その後、爆弾を適当にみつくろってかばんに入れていくのが楽しかった。
追いかけてくる敵がバイクで拳銃を撃つのが絵としてすごく好きだ。そのうちの一人の死に方が『マッドマックス』で見た感じだった。メルギブには荒野とショットガンがよく似合う。またやって欲しい。
新宿武蔵野館にて観賞
日曜の昼頃の上映回、観客は見事にオッサンばっかり。素晴らしい。
メル・ギブソンはモロに自身に被せて己の過ちとそれが招いた孤独を改悟する。本心だと思わせる熱い吐露だ。
ナチ人形をぶん殴り、魂が腐りきったレイシストを瞬殺する姿は贖罪なんだろう。
娘でも敵でも、わめきながら論破する知性も見せ、瞬発力あるアクションもあってか全盛期の彼を見る思いだ。キレれば切れるほど冴え冴えして、なんか痛快過ぎてもう大笑いだ。
娘役エリン・モリアーティもそんなメルとがっぷり向かい合い、強くて弱い絶妙な演技を見せる。父娘の会話は粗っぽくも無駄なく丁寧。
ウィリアム・メイシーとミゲル・サンドヴァルといった90年代脇役も流石。
本当に楽しい映画でした。
午後のロードショー
開始直後にウィリアムHメイシーが死ぬのが直ぐわかる。タイトな尺で在り来たりなドラマ。砂漠地帯なのに熱さを感じられない。クライマックスが無い。あまりに記号的でどうでもいい作品。マッドマックスの死を確認しました。ハクソーリッジに期待します。
なにげに主演作のほとんどが色んな意味で常軌を逸した人の役ばかりとい...
なにげに主演作のほとんどが色んな意味で常軌を逸した人の役ばかりという常人とは全く交わることのない筋を一本通しているメル・ギブソンの最新作で、自宅兼仕事場のトレーラーハウスでタトゥーショップを営む前科者が今回の役どころ。家出して散々ヤンチャしたあげくに面倒くさい連中に追われることになり助けを求めてきた実娘を連れて逃げる、というどこにも贅肉のないブルージーなロードムービー。
代表作『マッドマックス』シリーズを彷彿とさせる砂埃の中で血飛沫と地響きを上げる、常軌を逸した人にしか表現できない親子愛は大変感動的ですが、よくよく考えると爽快感が欠片もなくこれといった見せ場もないので日本での劇場公開は少々難しいかも知れません。
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