「ここに希望がある!」アメイジング・ジャーニー 神の小屋より なでっちさんの映画レビュー(感想・評価)
ここに希望がある!
日本人ゆえ、神について全くと言っていいほど知識がない私であるが、この作品には驚いた。
あまりに悲しく理不尽でありながら、もっとも美しく癒される映画である。
欧米の人たちの明るさ、ポジティブさ、愛情深さ、ユーモアの面白さは、このキリスト教世界観から生まれたものだろうか。
本作品は一貫して積極的な関係性の中に生じる愛の素晴らしさを感じさせてくれる。
私も深い悲しみの淵から動けなくなっていた。
どうしてもゆるせない人がいた。
それで今も死にたいほどに苦しんでいる。
映画を観ながら、神との癒しの道程を、私も一緒に歩んでいた。
そして私もまたこの暗闇から抜け出すことだって出来るのかもしれない、という希望の光を見た。私も手放したい。ゆるしたい。愛したい。
誰もが経験するであろう悲しみと理不尽さを、いつも一緒にいるという神に預けられたらどんなに素晴らしいことか。
私も愛されるために神に造られたのだろうか。
私のために神は悲しみ、痛むというのか。
そんなはずないだろうという声に耳をふさいで、ぜひ聖書を読んでみたい。
最初から最後まで涙が止まらなかった。
深い悲しみの中にある人が見るべき映画だ。
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