「日本人が失ってしまった祖国という愛国心」ヒトラーに屈しなかった国王 カメさんの映画レビュー(感想・評価)
日本人が失ってしまった祖国という愛国心
個人評価:3.7
日本人が思う王と祖国に対する感情との違いがあり、そこが共感できないと感じると同時に、その考え方を興味深く思う。それは日本人が敗戦と同時に失ってしまった愛国心というモノだろうか。
国民の財産や命、そして家族の命を失っても戦い守るモノがある。それが祖国。
王が守るべきは国民の命だと思っていたので、そこに気付かされた時にはハッとする。
今のノルウェーという祖国があるのは、この時の王の決断や、その時の国民の姿勢によるものなのだろうか。
最後の空爆で国民や自分の命をも脅かされる描写が、王の下した決断をリアルに表現している。
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