劇場公開日 2017年12月16日

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「国王の背中を押したのは国民の声」ヒトラーに屈しなかった国王 とえさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0国王の背中を押したのは国民の声

2017年12月26日
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鑑賞方法:映画館

1940年、当時は中立国だったノルウェーで、国を引き渡すように要求したヒトラーに対し、毅然とした態度で立ち向かった国王を描く

人間は力を持ってしまうと、つい過信してしまい、その地位に溺れ、失敗してしまいがちになる

それに、恐怖に追い込まれると、つい逃げ出したくなってしまう

この映画のノルウェー国王は、権力に溺れることもなく、恐怖に追い込まれて逃げ出すこともなかった

最後まで毅然とした態度でナチスに立ち向かう姿は、とても立派で感動的だった

なぜ、彼は最後まで毅然とした態度でいられたのか
それは、国民の声に耳を傾けたからだった

国民の意思を常に尊重すれば、自身の力を過信することもなく、意思を曲げる必要もない

それが一番シンプルで簡単なようでいて、とても難しいことだから、彼の行動が際立ち、人を感動させるのである

ナチスの横暴さが酷くなればなるほど、彼の立派さがより際立っていく
そんな作品だった

とえ