劇場公開日 2017年12月16日

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オレの獲物はビンラディンのレビュー・感想・評価

全19件を表示

3.5ウソとかホントとかホントとかウソとか

2017年12月31日
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知的

『ボラット』のラリー・チャールズ監督だけに、どこまで攻めた社会派コメディになるのかと思っていたら、社会派の要素は確かにあるのだが、ニコラス・ケイジの役者力がテーマすらも凌駕してしまった感がある。

善良とはいえば善良だけれど、他人にとっては迷惑な変わり者で、自分を狂気の淵に追い込む主人公をここまで愛嬌たっぷりに演じられるのはニコケイを置いて他になし。ビンラディンを捕獲しようとパキスタンに乗り込んだ無名のアメリカ人が日本刀を持った状態で逮捕されたというウソみたいなホントの事件がもとになっているが、もうホントでもウソでも構わないという気になってくる。

その上で受け止めたいのが、この変わり者が確かに世界に一石を投じたこと。世界中が混迷している中で、この男は確かに小さな風穴を開けた。まったく賛成も共感もできないけれど、例えバカげていて愚かであっても、自分を信じて世界に斬り込んだこの主人公はやはりカッコいいのである。

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村山章

4.0変人オーラと哀愁漂わすニコケイ、意外にいい!

2017年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

アクション系を中心にドラマからコメディまで幅広い作品に出演してきたニコラス・ケイジ。しかし意外に実録物へのキャスティングは少ない。顔が特徴的で、どんな役を演じてもニコラス・ケイジにしか見えないからだろうか? とにかく、そんな彼が珍しく実在の人物ゲイリーに扮するのだが、これがまた過去に演じてきた数々の突飛なキャラクターもかすむほどの超変人。さすがは広大な自由の国アメリカ、まだまだ破格のイカレた人間が実在しているのだなと感心する。

近年のケイジのB級アクションはどれも似た感じであまり印象に残らなかったが、今作では熱演が活きている。敬虔な信者か精神障害者か、そのあたりを映画はあえてあいまいに描いており、彼の心の内側を想像することを促す。社会から脱落した中年が、愛する国の役に立ちたい思いで“神から与えられたミッション”に邁進する姿に、「寂しいのはお前だけじゃない」と声をかけたくなった。

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高森 郁哉

1.5ニコラス・ケイジ的魅力と酷さ

2023年12月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ニコラス・ケイジはある時を境に、良い映画や面白い映画に出演しなくなった。彼のプライベートの問題で出演作を選んでいる余裕がないのか、作品選びの目が壊滅的なのか、信条なのかはわからないけど、とにかく、面白くない、またはつまらなそうな映画にしか出なくなった。
それでも、酷い作品選びが功を奏してニッチで尖った面白そうなものに当たるときがある。
それが本作「オレの獲物はビンラディン」だ。
しかし結果は、まあ散々で、安定のニコラス・ケイジ的酷さだったといえる。

ニコラス・ケイジの演技力に疑問は感じないけれど、もしかしたら彼の出演作品がことごとく酷いのは彼のせいなのではないかと少し考えてしまうね。本作も、ジェフ・ブリッジスとかホアキン・フェニックスとか、ウディ・ハレルソンだったらもう少し面白く観られたかもしれない。
しかしその場合だとそもそも観なかった可能性もあって、ニコラス・ケイジ的不思議な魅力で観てしまったのだろうなと思うと苦笑いだよね。

だけど、この映画が決定的に笑えないのはニコラス・ケイジのせいではなくて、フィクションではなく実話を元にしたストーリーだということにある。
もちろん映画は誇張されているのだろうが、本当にゲイリーは存在する。
愛国心と神の名のもとにビンラディンを探す男は、愛国心と神の名のもとにテロリストになる人間と何が違うのだろうか?。とても笑える、笑っていい作品などではなかった。

とりあえず一言評として、イカレた男が見る神はやっぱりイカレていた。まともな人間が見る神がまともである保証はないけど、そう願うしかないなと思った。
そもそも神を見るなよっていうツッコミはなしだからね。

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つとみ

3.0【この作品が実話ベースである事に驚いた作品。離婚に次ぐ離婚で大借金を抱えていたニコラス・ケイジが”神”の”啓示”を受けて出演した作品でもある。】

2023年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

幸せ

ー ビンラディンを捕まえようと、単独パキスタンに乗り込んだアメリカ人の実話を映画化ー

■コロラド州の片田舎。愛国心あふれる中年男のゲイリー・フォークナー(ニコラス・ケイジ)は、米同時多発テロの首謀者、オサマ・ビンラディンがいつまでも捕まらずいら立っていた。
 ある日、ゲイリーは日課となっている人工透析を受けている最中、神(ラッセル・ブランド)の啓示を受ける。

◆感想

・作品自体は未鑑賞であるが、ニコラス・ケイジが又、おバカ映画に出演したと聞いた際にこの作品を知った。

・作品の内容は、奇想天外な米国人ゲイリー・フォークナーが神の啓示により、単身オサマ・ビンラディンを捕らえに行くというぶっ飛んだないようだが、この髭面のおじさんは異常に行動力があり、粘り強く、ハイテンションであり、何よりも実話である事に驚く。

<ニコラス・ケイジ低迷期の一作であるが、観賞するとナカナカに面白い。
 それにしても、オサマ・ビンラディンが捕まり、処刑されても”奴は生きている”と言っているゲイリー・フォークナーだが、映画化によりお金を稼ぎ、チャッカリ人工透析器を購入している所などは、確信犯じゃないのかな・・。>

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NOBU

3.5これが本当のOH MY GOD!

2021年6月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

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楽しい

幸せ

直球すぎる邦題にまたまた〜。
いや、実話なんだって!
アメリカ大好きな主人公が、なんとかしてパキスタンへ行き、オサマ・ビンラディンを生捕にしようと画策する。
アメリカ至上主義かつ、あらゆる神への冒涜増し増しな激ヤバクレイジー映画でした。
まずこんな人が実際にいるってのがアメリカだなぁと思うし、これを映画化しようとするところがアメリカだなぁと。
オサマ・ビンラディンやアルカイダを完全悪とし、子供に向かって「アメリカ軍はヒーローよ。かっこいいねぇ。」なんて今の日本じゃ信じられない。
でも、こういうノリのおじさんってよくいるよね。
それの最終進化系みたいな人が、主人公ゲイリー・フォークナー改めファックナー、自称GもしくはDonkey King。
腎臓が悪く透析中。透析の担当医を上手く騙して資金を得てヨットを買い、太平洋を彷徨った挙句メキシコに打ち上げられ、武器の日本刀を買って空港の手荷物で引っ掛かり、今度はイスラエルに行ってグライダーでパキスタンを目指すも落下。で、なんだかんだ上手くいってパキスタン入国。
ってどんだけクレイジーなんすか笑
どこまでが実話なのか、劇中の夢と妄想と現実の境目もよく分からないけれど、この人ならやりかねない。

アメリカ以外を差別視してきたGが、パキスタンで現地の人の温かさや異文化に触れ、「パキスタン好きになった」と言ってるのはとても良かったです。
宿泊先のホテルマン達とのやりとりが、1番微笑ましいのも事実ですし。

それにしても神のボケが多すぎてツッコミが追いつかない。
「旧約聖書」の続編「新約聖書」をジェームズ・キャメロンで映画化とか、ヒズボラ、エボラ、オバマ、コカコーラの押韻とか、迷える子羊の話は聞き飽きたとか。
下手したら首が飛びかねない、ギリギリラインの発言の数々(いやもうアウトか)。
サラッと片付けられちゃったけど、ひとつだけ真理的なこと言ってました。
「神が人を作ったのではなく人が神を作った」みたいな感じの一言。
上記の通り、パキスタン入国後はほぼ無くなりましたが、アメリカ以外の文化や宗教(キリスト教は含む)への差別もなかなか酷い笑笑
メキシコはロデオ、アフリカはピグミー、日本はサムライ?ニンジャ?どっちでもいいや。
100%日本製のダマスカス剣とは?
Gは島国も嫌いなようです。
もう、全クリスチャンや全ムスリムから怒られてこい。
怒られるだけじゃ済まないか。

一貫して「ビンラディン生捕」を掲げているので、まとまりはしっかりありますが、やや作りに雑さ(不明未解決部分)があった。
例えば、イスラエルに行った時の詳細や資金問題、ラストもよく分からなかった。
アメリカファースト映画(今話題のファスト映画ではありません)のため、なんらかの宗教信者の方やアメリカンな勧善懲悪に不快感を抱く方はご鑑賞を控えた方が良いですね。
それ以前にあまりおすすめしませんw
最後にテロップで出てきた、ご本人がこの映画化の印税で腎臓を買い、今も任務遂行を目指し活動しているというエピソードが1番クレイジーかもしれません。
こういう人こそ意外に長生きする気がします。

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唐揚げ

3.0実話が元だから3.0

2021年2月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ん〜なんか妄想シーンが頻繁すぎて、ごちゃごちゃになる。90分なのに長く感じた。

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bigsuke

3.5え、面白かった

2020年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

以前に映画館の予告編で気になっていたものの、劇場で観るのはどうかと放置していたものが、アマプラに出ていたので、ポチッとしました。
自分の誕生日にこれを観るとは・・・と思っていましたが、
面白い、コメディのニコラスケイジをあまり知らなかったので新鮮。
医者目線ではツッコミどころ満載だが、ご愛敬。
ニコラスケイジの演技の懐の深さを知った良作。
評価は0.5刻みだが、自分的には3.8

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hanataro2

5.0実話ベースのコメディ作品

2020年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「どんなに馬鹿げていても目標を貫き通す」
そんな主人公の生き方に胸を打たれた・・・

実際の人物がモデルで実話(もちろんフィクションも多々あるだろうけど)ってのが驚きだけど、長いこと兄弟げんかしていた兄と仲直りするために改造した芝刈り機で旅に出たアルビン・ストレイトの行動に通じるものがあるなと感じた。

笑える場面が多々あったから五点満点

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キウイジャム

3.5すべてが自由に思える

2019年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

ゲイリーも、この映画も、アメリカも、ホント自由なんだなー…。あまりに自由すぎて、この作品を見出したときはテキトー過ぎるなぁなんて感じたけれど、こういった作品・生き方を受け入れる土壌がアメリカにはあるんだということが映画の中で滲み出てくると、なんとも味わい深くて愛おしい作品に思えてきた。
正直、チープ感満載で、酷評されるところも納得するけれど、結構笑えてちょっと感動してしまった。

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SH

3.5ニコラス・ケイジが光る快作

2018年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

怖い

「神の啓示」を受けて、ビン・ラディンを捕まえに行った実在のオッサンをニコラス・ケイジが怪演するコメディー映画。

映画のどこまでが実話か分からないけど、マシンガンのように喋りまくるニコラス・ケイジに圧倒される。
主人公は明らかにちょっとおかしいオッサンなんだけど、なんか憎めないのは、ドンキ・ホーテを意識したストーリーてリングとニコラス・ケイジの演技力によるところが大きいんじゃないかな。

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青空ぷらす

3.5あはは!最高やろ!!

2018年10月10日
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どこまでが本当かどうか、でも事実を元にしたのは本当!
パキスタンの街並みを見れたのも良かった!(セットかもしらんけど)

ニコラス・ケイジは赤ちゃん泥棒が1番やと思ってたけど、これもなかなかいい

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w_MAXL_rose

2.0変わった人

2018年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

人工透析中の主人公(ニコラス・ケイジ)は米軍がオサマ・ビンラディンを捕まえられないことに腹を立てていた。
透析中に神からの啓示を受けた主人公は、自らパキスタンに行ってビンラディンを捕まえようとする。
こんな人物が映画化されるんだ。

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いやよセブン

4.0元気でます

2018年10月2日
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実在の人物を題材に、強く使命を感じた本人の行動した部分を描いた作品!?
ニコラスケージが演じて良かったとは思います。
(実際の本人はしりませんが…)
強く使命感感じても行動する人としない、できない人もいるよなぁ〜とか、思いつつ観てました。
この人は実際に行動した人ですが、行動する方向や段取りとか要領の悪さ?(笑)
みたいな部分も多少の脚色もまぁあるんでしょうけど…
日本にもたまに『我が道を行く』的なパワフルな人いますが、アメリカは自由の国なので、こんな発想の人がいるのはそう珍しくはない!?(笑)
あんまり深く考えずに行動する部分は少し元気もらえました(笑)

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こしあん

4.0Full time American Patriot.絶妙! ちゃんと演じてるニコケイ!!

2018年7月30日
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鑑賞方法:VOD

一人で勝手に「ニコケイ強化月間」第八回は「俺の獲物はビンラディン」です。この作品何が良いかって、いつもの単に眉間にシワを寄せてるだけのニコラス・ケイジと違って、今回はちゃんと演技してるニコラス・ケイジが観れる所でしょ!

最近観た作品ではいつも同じような演技だったのが本作では実在の人物のゲイリー・フォークナーになりきってます。こういう人実際に知り合いだったらウザいだろうなぁっと思わせてくれる見事な憑依演技です。そうそう、ニコケイっていつの間にやらB級俳優なイメージになってましたが、本来はアカデミー賞取っちゃう演技派なのですよ!この嫌な奴を演じてもなんとなく許せてしまう絶妙なキャラクター作り。ニコケイの上手さを存分に楽しめる作品でしたね。

もちろん点数はニコケイ補正かかってますが、久々に良くできたニコケイが観れた一作、昔ニコケイ好きだった方には是非観てもらいたいものです。

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アキ爺

2.5こんなおっさん居るだろうな〜

2018年2月11日
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ストーリー的にはぶっ飛んでて、感動のカケラも無いけど、ブッシュjrトランプを支持する熱烈な支持者は、もしかしたらこんな感じ?って思わせる演技で、良い悪いは別に、演技は凄かった!

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Taka Ike

3.0ニコラスケイジを観るだけ

2018年1月21日
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鑑賞方法:映画館

ただそれだけ。

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どれびん

1.5生存確認

2018年1月4日
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鑑賞方法:映画館

オファーを断らないニコラス ケイジ。ハズレも多いのでたまに観ます。

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労働4号

2.0世間知らずのザ・アメリカ人を自嘲する映画

2017年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

とんでもない実話である。2010年にパキスタンで身柄を拘束されたアメリカ人、ゲイリー・フォークナーの容疑は、"オサマ・ビンラディンの誘拐を企てた"、というもの。しかも単身で。これは事実であり、本人はいたってマジなのである。

その人物、ゲイリーはコロラド州に住む、愛国心あふれるアメリカ人と知って妙に納得する。偏見を承知でいうと、内地のアメリカ人ほど世間知らずはいない。"アメリカNo.1"、"国産の商品以外は買うな"、・・・あまりに愛国心が強すぎて、自分以外のこと、他国のことは見えない。国際社会を困惑させる某大統領とおんなじである。

愛国主義者のゲイリーは、9・11同時多発テロの首謀者とされるオサマ・ビンラディンを政府が捕らえられないことに苛立っていた。ある日、ゲイリーは神の啓示を受け、ビンラディンを捕まえるためにヨットでパキスタンに向かう(笑)。地球の大きさを分かっていないところが、さすが、"ザ・アメリカ人"である。失敗を繰り返しながらも、一度や二度で諦めない執念がすごい。

そんなゲイリーを演じるのは、ニコラス・ケイジ。この成りきりっぷりが見事。エンドロールで登場するゲイリー本人との髪型、ひげ、風貌がソックリ。マシンガンのようなしゃべり。最近のニコラス・ケイジはB級映画ばかりだが、そういう状況においても役作りに手を抜かない姿勢に好感がもてる。

自然体なのにコメディになってしまう、見も蓋もない主人公の言動に圧倒される。海外ロケなどもしているので安物ではない。

あくまでもアメリカ国内向けの完全ドメスティックなコメディで、アメリカ人がアメリカ人を笑う自嘲映画なのだろう。日本人が観ても、なんの共感も得られないし、むしろアメリカ人への偏見がますます加速されそうな映画である。

ニコラス・ケイジ主演でなければ、日本での配給はつかなかっただろうし、そういうところを、忖度(そんたく)して観れば、まぁとりあえず納得できる。

(2017/12/18 /シネマート新宿/シネスコ/字幕:岩辺いずみ)

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Naguy

3.0クレイジー

2017年12月16日
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鑑賞方法:映画館

172本目。
夜勤残業でかなり眠い。
で取り敢えず時間が合ったからチョイス。
最初、ニコラス・ケイジオモシレーってと思うのと同時に面倒臭い奴だなと。
進んで行くと、やっぱあのキャラに飽きてきてね、本当面倒臭いと。
実話ってのかスゴイけど、最後のテロップが一番受けた。

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ひで