ギフト 僕がきみに残せるもの
劇場公開日:2017年8月19日
解説
難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を宣告された元アメリカン・フットボール選手が、これから生まれる息子のために撮影したビデオダイアリーをもとに製作されたドキュメンタリー。NFLニューオーリンズ・セインツ現役時代に輝かしい功績を残したスティーブ・グリーソンは、選手生活を終えたある日、ALSを宣告される。そして、そのすぐ後に妻との間に初めての子どもを授かったことが判明する。我が子を抱きしめることができるのかわからない厳しい現実を前に、グリーソンは我が子に向けてビデオダイアリーを撮りはじめる。グリーソン自身や家族、友人が撮影した4年間、1500時間におよぶビデオダイアリーによって構成され、グリーソンを支援するパール・ジャムのエディ・ベダーが劇中の音楽を提供し、本編にも出演する。
2016年製作/111分/G/アメリカ
原題:Gleason
配給:トランスフォーマー
スタッフ・キャスト
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2017年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
元アメリカン・フットボールの花形選手が、突如難病のALSを発症し、医師から短い余命を告げられた時、どうしたか?彼はひたすらリミットが来るのを弱りゆく体を以て待つのではなく、やがて生まれてくる息子のために、父親としての証をビデオダイアリーに残そうと思い立った。実在するトップアスリートの行動は、やがて、メディアを取り込み、全世界のALS患者を救済するための社会的活動へと広まっていく。このドキュメンタリーの優れた点は、そのために犠牲になる家族の時間や、さらに、難病を発症したことで主人公と彼の父親の間に介在していた深い溝が埋まる瞬間等、普通はカメラを止めるデリケートな領域にも踏み込んで行く徹底した開示主義にある。主人公と彼を取り巻く人々の、不安を行動で凌駕していく、我々日本人から見るとある種病的なポジティブシンキングも含めて、アメリカの底力を痛感せざるを得ない1作だ。
2022年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
愛がいっぱい詰まったドキュメンタリー。
NO WHITE FLAG.
2020年4月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
22歳薬学生が1人鑑賞した感想です!
『どんなに金持ちでも貧しくても、苦難に直面する。勇気を出してくれ。いつか出会う困難に備えよう。』
主人公の生き方を観て学んだことは、
・前進して限界に挑むこと(何でも挑戦する)
・周囲の評価に執着しないこと
・お互いが介護できるくらいの関係をつくる
・家族や友人がいれば逆境にあっても大丈夫。
・人生は山あり谷あり。
・大切なのは、辛い時も愛し合うこと
・諦めないこと
・最善を尽くすこと
・長所を生かすこと
・辛い境遇にばかり目を向けないこと
・永遠に不変なモノを探す
・毎日ワクワクする
・できるうちにたくさん自分の姿を撮影する
どう最期を迎えるか?
どうやって自分の全てを大切な人に伝えるか?
考えようと思います。
人間誰しもいつかは死ぬのだから、このようなドキュメンタリー映画を観ることによって、どのような最期の迎え方をしたいか?と、自分自身のことのように考えることができる良い機会だと思います。
ぜひ、他人事ではなく、自分や家族がもし主人公だとしたら?と考えてみてください。
きっと、今私たちにできることが見えてくると思います。
2019年8月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を宣告された元アメリカン・フットボール選手の実話。
生まれてくる息子を想い、自らの姿をビデオダイアリーとして残そうとありのままを撮影するポジティブな姿勢に敬服する。
彼の行いは世論を動かし、「スティーブ・グリーソン法」(コミュニケーションに障害を持つ人に必要な音声合成機器の保険適用を保護する)を成立させた。この事実だけでも、彼の偉業はNFL時代の歴史に残るバントブロックを超えると思う。
このドキュメンタリー映画は決してお涙頂戴の難病映画ではない。
多くの人に”どんな困難な状況に陥っても、前を向いて生きていこう”という強いメッセージを伝える映画である。
<2018年1月5日 旅先のミニシアターで鑑賞>