オーシャンズ8のレビュー・感想・評価
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オーシャンズのスター感
メンズのスター起用率も桁違いだが、レディースも負けていない。大物女優3人以外にも今をときめく女優陣の配役が素晴らしい。
舞台はカジノからメットガラへ。世界最大のセレブが集うパーティーでカルティエの首飾りを盗み取る。
本来のメットガラはリアーナが主役級だが、表舞台には出ないハッカーという配役が絶妙である。
サンドラ、ケイトは歳を重ねてもシミひとつなく、どアップでも魅入ってしまう美しさ。全体的にバランス、テンポ感に優れ、豪華出演の多さも見どころの1つ。
ハラハラした展開じゃなきゃつまらない、てのは筋違いで、彼女たちのパーフェクトゲームにハラハラする展開なんて要らない、むしろその世界観に没頭して楽しみたい、そんな作品に仕上がっている。
サントラもアガる曲多数。
ソダーバーグよりは抜けがある
見た目はゴージャス、話しはチープ
まず、穴だらけの計画が気になって入り込めないし、完璧な計画には感じられない。ん?あれがあーだったら成立しなくない?のオンパレード。
脚本のアラを音楽とテンポでなぎ倒し、大金はたいてドヤ顔連発する映画。その点、なんとなく雰囲気で楽しめる映画に仕立てたのは監督の手腕と言って良いものか。
全メンバーがバシッとドレスアップして颯爽と、、、な一番かっこいいシーンが、わざわざあんな面倒なことする必然性を感じない為、カタルシスを得られず残念。
セキュリティがアホ過ぎる問題はケイパーのお約束みたいなもんなので突っ込むだけ野暮か。それにしても、折角、メットガラやらVOGUEやらリアルな舞台仕立てになっているのだから、もう少しリアリティを追求できなかったものだろうか。
なにより、チンケな万引きやったりウォッカを水で薄めたりセコい小悪党が最初から最後まで気取っていて、まったくキャラクターを好きになれない。
あと中国とかインドとか、ダイバーシティ観点なのか、巨大マーケットへの目配せなのか、最強チームとしてしっくりこないし、ステレオタイプな中国人っぽいキャラってもうダサくない?欧米のみなさんって思う。
みもふたもない感じ 出てる役者はすごい!ただそれだけ ファッション...
普通かな
大人の女性の魅力満載
凄腕8人の女がそれぞれの才能を遺憾なく発揮して、ジュエリーを奪うお話。
本来悪であるのにそれをあまり感じさせないくらい皆がド派手にカッコ良く作戦を遂行するのは見ていて爽快でした。
なんなんだこの気持ちは?と思いながらも最後まで飽きさせない展開でなかなか楽しめました。
続編はあると思いますが、今から次回作品が楽しみです。
お洒落な女泥棒
オーシャンズ11の系統を継ぐ、女性版の泥棒劇。サンドラ・ブロックを中心にアン・ハサウェイ、ケイト・ブランシェット等を配した豪華女優陣。
Cartieのダイヤモンドのネックレス強奪の為の様々な手口や煌びやかな衣装、メトロポリタンミュージアムを舞台としたのも、女性らしさを意識した豪華さを感じます。
そして、単にダイヤを盗むのではなく、昔の男の復讐劇も組み込まれていて、女性の執念深さも現れていました。
ただ、ストーリー展開があまりにもスムーズに行き過ぎ、盗みの場面でも、ハラハラ、ドキドキするようなスリリングな感じはなかったし、最後のどんでん返しも無く、淡白な内容だった。もう一捻りが欲しかったかな…。
アン・ハサウェイは相変わらず美しいですね。
スピード感ある窃盗劇を美女が織りなす
刑務所から仮釈放されたばかりのサンドラ・ブロック。
超クールでどんな服も着こなすケイト・ブランシェット。
この2人がコンビとなり、宝石を盗むための窃盗団オーシャンズを結成。
個性あふれるメンバーの中には天才ハッカーを演じるリアーナの姿も。
キャストだけでも豪華かつ美女だらけで、もはや観るだけでも十分価値がある。
過去のオーシャンズシリーズも観てきましたが、もしかしたら一番好みかもしれない。もちろん美女だらけという眼福も含めて。
それにしてもスピード感あふれる窃盗本番の場面は一つも見逃してほしくないほど見事です。超絶なチームプレーでどんどん引き込まれていきます。
そして、忘れてはならないのがアン・ハサウェイ。ずっと観ていたいほどの超絶美女。ドレス姿は何かご褒美を与えられたかのような気分で観れるほど美しい。
彼女がなんだかんだこの映画のキーマンにもなるけども、オーシャンズ8というタイトルも終盤に「そういうことか」と納得。続編も期待してます。
言ってしまえば
ヘレナ・ボナム・カーターのゴスババアっぷりがこのままじゃ女ジョニー・デップ
観ても観なくても
いい意味で堅調でソツない、豪華なオールスター映画
やはり、"オールスター映画である"ことが本作の最大の魅力である。
いまでこそ、"アベンジャーズ"シリーズをはじめ、観る側も"オールスター映画"に麻痺してしまっているが、当時の「オーシャンズ11」の顔ぶれは、やはり夢の競演だった。
リブート新作にあたり、"犯罪チームが全員女性"という設定を聞くと、「ゴーストバスターズ」の女性版リメイク(2016)が頭をよぎったりして、一抹の不安はある。ヒットすればいいのかもしれないが。
しかもスティーブン・ソダ―バーグが監督ではない。大ヒット作はあるものの、寡作タイプのゲイリー・ロス監督が、原案・脚本も兼任するところが未知数である。
結論からいうと、それらは杞憂に終わる。
単純に女性が"金庫破り"をするわけではなく、舞台を"メットガラ"にしたところが秀逸。ニューヨークのメトロポリタン美術館で開催される資金集めのお祭りは、選ばれた招待客しか参加できない世界最大級のファッションイベントである。
招待されるのもたいへんだが、招待されてもチケット代は3万ドル(330万円)。それなりの服装で臨まなければならないことを考えると、まさにセレブによるセレブのための"ファッション自慢大会"だ。華やかさとエゴとナルシシズムが渦巻く。そこを荒らすわけだから庶民には小気味いいのかも。
劇中にも有名人がたくさんカメオ出演していて、それが楽しい。もちろん"メットガラ"の主催者である雑誌「ヴォーグ」の編集長アナ・ウインターも一瞬出てくる(セリフ一言あり)。
何よりサンドラ・ブロックとケイト・ブランシェットの演技派2人が中心を固めたことにより、実に安定している。ジョージ・クルーニーに負けず劣らず、大御所らしい存在感である。
そして近年、思うような出演作が見つからず、スランプを自認していたアン・ハサウェイ。異色作の「シンクロナイズドモンスター」(2017)の、コミカルな役柄で吹っ切れたのか、もう怖いものなしという感じ。"ベタなスター女優"を演じきっている。
全員がドレスアップというわけではなく、ハッカー役のリアーナのファッションがヒッピー風というギャップ感も面白い。
作品としては、シリーズ的な展開手法がしっかりと継承されていて、"トリックを見せながら手品を見る感覚"と、"あとからネタばらしされるオチ"はそのまま。新味はないが、いい意味で堅調で、ソツない。
犯罪手法は、3Dプリンター的な最新技術はあるものの、ほとんど驚きはなくオーソドックス。むしろ序盤の"万引き"の仕方のほうが感心させられる。
ソダ―バーグ版オーシャンズの青みがかった特徴的なトーンは素敵だったが、本作ではオマージュ的に多少意識している程度。
個人的にはダコタ・ファニングがちょい出演していたのが嬉しかった(作品序盤で、アン・ハサウェイ演じるダフネがライバル心をむき出しにするペネロペ役)。大きくはクレジットされていないけど。
(2018/8/10/ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ/字幕:佐藤恵子)
〝見えない人びと〟と映画だから出来ること
万引き家族を『見えない人びとに声を与えた』という趣旨のコメントで讃えたケイト・ブランシェットが、全く対極に位置するアメリカの、ということは〝世界〟の上位1%の富裕層の世界を舞台に大活躍。
このような華々しい世界の雰囲気は、こうやって映画で描いてくれないと、我々一般人には到底味わうことが出来ないし、それなりに胸踊るのも事実。ある意味、この人たちも(少なくとも私には)見えない人びと。
無かったことにしたくて見えないことにしてしまうことと、見たいのに見えないこと、の違いは大きいけれど。
カメラを止めるな、で『映画』が出来ることの可能性や楽しさを肌で感じた直後というタイミングで鑑賞したせいか、映画にしか出来ないこと、それを味わえることの素晴らしさを再認識することになった。
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