「違いの分かる大人への成長」IT イット “それ”が見えたら、終わり。 kecchinさんの映画レビュー(感想・評価)
違いの分かる大人への成長
90年版を見ていたので大まかなお話は分かっていましたが、それでも楽しめました。気になっていたのは90年版ではイットの本当の姿が出て来てからは全くつまらなくなったので、その辺りをどう処理してるかと言う点でした。
ペニーワイズの姿そのままでラストまで引っ張ったのは正解だと思います。
あれで得たいの知れない恐ろしさが持続し楽しめたと思います。
キングの小説ではよくある少年たちの成長物。劇中では事あるごとに「偽もの」という言葉が出てきます。
このお話は「偽もの」に惑わされない大人へと成長していく少年たちのお話だったんだなと納得。
ルーザーズクラブでいろんな意味で重要な役割の女の子べバリーを演じた子が非常に良かったです。正に80年代と言う顔つきの女の子でした。
子供時代だけに絞った今回の第一章。
大成功でした。「偽もの」に惑わされない大人へと成長した彼らの続きが早く見たいです。
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