「これを怖いと思ったら子供なのか?」IT イット “それ”が見えたら、終わり。 ぬ村さんの映画レビュー(感想・評価)
これを怖いと思ったら子供なのか?
ホラー映画が苦手です。
根拠がなく怖がらせられるから。
サスペンスは好きです。
原因がしっかり分かり解決するから。
普段はヒューマンドラマや恋愛もの、ファンタジーしか見ないので、今回何故観たのか。
周りの「怖くない、感動作だから観て」という言葉に押されて観に行きました。
予告編ではゾッとしたけどももしかしたら行方不明な弟を探し犯人を皆で突き止めるというサスペンスなのかもとも思えるような作りだったので行こうと決心を。
そして冒頭10分以内でしょうか?あのピエロが口を開けた瞬間から劇場から出たくなりました。
しかし何が感動なのかを確かめる為に5分おき毎くらいで(感覚では)襲ってくる意味不明な幻想恐怖に必死で耐えました。
結果見終わった後に寒気と胃痛が押し寄せました。
もちろんホラーだけではなく子供達の冒険、子供が恐怖に立ち向かう(それぞれの)、ロマンス(ほんの少し)を盛り込んでいます。
ただ、それは斬新さを出す為に取ってつけたようにしか見えなかった。今までの120分の苦痛を覆す程の感動はなかった。映画の訴えたい事は子供が見ても理解出来る事ほど簡単です。なので観終わった後あれの意味はああだこうだと考える楽しみもなく、ただ恐ろしい映像を見せられるだけ。
結果ホラーと感動ものはくっつけなくていい、と思います。
感動する映画は感動だけで包んで欲しいです。
ホラーはホラー好きの為にもっと凝って作るべきです。
少しでもグロ、ホラーが苦手だと自覚している人は気になっても見ないで下さい。
それしか言えません。
最後にこれを子供騙しの怖さだと思うなら、普段からさぞおぞましい映像を観ているのでしょうと察します。
怖さは十分に音からも映像からも盛り込まれているので大人でも怖いと感じると思います。
評価の良いレビューが多いので1つの意見として残させて頂きます。
同じ事を思って観た事を後悔してくれる人が1人でもあれば幸いです。