ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣のレビュー・感想・評価
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見たかった
すごい。舞台で観たかった。
本人もすごいが、可能性をみつけて体操からバレエの道を用意する親もすごい。
これだけの才能があっても、家族巻き込んで稼ぎまくらないと教育の機会が得られないのが、悲しい。
平日の午前中の回なのにほぼ満員。評価が高いことにも納得できる内容で...
才能もある若いダンサーの苦悩。
天才の苦悩と再生
哀しすぎる美しさ
モチベーション
苦悩する芸術
子供の才能を伸ばしてやりたいと、学費を稼ぐため父だけなでく祖母まで出稼ぎに。それに応えようと外国で厳しいレッスンに耐えてきた本人ですが、両親の離婚をきっかけに家族から距離を置きます。英才教育を支える経済的な豊かさか、温かい家庭による心の豊かさか。プリンシパルとして開花しなくとも地元に残っていた方が本人にとっては幸せだったのか…。難しい所です。奨学金などの制度があれば良かったのですが。
彫刻のような身体と生まれ持った感性。
指先から足の先までしなやかで美しい。
何て言う技かは知らないけれど、はるか高く跳んでる時と回転している時が凄い。
斜めに跳びながら回転している時はもっと凄い(^^)。
彼の全てが芸術作品のよう。
素人目にも彼のバレエが神がかっているのが分かります。子供の頃体操で鍛えた筋肉がそれを支えているのでしょうか。多少アレンジ可能なバレエの方が、型にはまって採点される体操よりは向いているようでした。
19歳で頂点に立てたのも、人より何倍も努力する天才だから。しかし才能だけではモチベーションが保てない。確かにステージを降りた世界の方がずっと広い。これからの長い人生、彼は踊り続けるのか注目したいです。
ポルーニンの次の動きがとても楽しみです。
美しき天才と、神が与えた宿命との和解
この作品で一番に感じるのは「天才として生まれることの苦しみ」だ。凡人である私には、経験することのないであろう苦しみであるはずだが、この映画を観ているとセルゲイ・ポルーニンが天才故に苦悩する様子が非常に良く伝わってきた。この映画が見つめているのは、彼の栄光の様子ではない。むしろ、栄光が彼に重くのしかかり、試練に変わってしまう様。そしてその試練に耐えきれずに逃げ出してしまったり潰れてしまったりする様である。天才の背中を美化するドキュメンタリーとは一風違うところにこの映画の魅力を感じた。
セルゲイ・ポルーニンは本当に、踊ることの天才なんだろうと思う。そして踊ること自体は単純に好きなのだろうという気がする。しかしながら、天才だから踊り続けるべきだというのは我々凡人の考えだし、セルゲイ・ポルーニンにしか出来ないことだから是非ともやってくれとせがむのも凡人の身勝手だ。その美しさと才能とカリスマ性と人気故に、彼は多くを求められすぎてしまい、肉体と精神を酷使することを強要される。そして限界が来るたびに、彼は逃亡するようにして重荷を外そうとする。それは確かに無責任かもしれないし反逆的かもしれないけれど、それも天才として生まれた苦悩故なのだろうなぁと、なぜだか凡人のくせに共感できるような気がしてしまった。
そうして苦悩の積み重ねが行き付いた先が、あの「Take Me to Church」だったのだろう。YouTubeで一度再生させると止めることもスキップすることも出来なくなるほど見入ってしまう凄まじいポルーニンのパフォーマンスがそこにある。どうしてそこまであの動画に惹かれたかは、単純にセルゲイ・ポルーニンが凄いダンサーだからだと思っていたけれど、なるほど、あのパフォーマンスは彼の人生を凝縮したものであり、彼の苦悩がそのまま肉体を通じて表現されたものだったからなのだ、とこの映画を観て合点がいった。だからあんなにも目が離せなくなるほど力強く神々しいまでのパフォーマンスだったのだな、と。
「Take Me to Church」がなければ、彼は踊るのをやめていたのではないかと思う。「Take Me to Church」で彼はすべてを出し切って、終わるはずだったのではないかと。しかし皮肉なことに「Take Me to Church」が逆に彼の背中を押して、再び彼を踊らせることとなった。「Take Me to Church」の中で、”Good god, let me give you my life…(神よ、こんな命なんかくれてやる!)と彼は踊った。それに対し神はどんな答えを出したのか。神がセルゲイ・ポルーニンに下した答えは、彼を再び踊らせることだった。踊りやめようとした彼に、踊り続ける使命を更に与えた。踊ることからは逃れられないとでも言わんばかり。それが天才として生まれた人間に課せられた人生なのか。天才の気持ちをすべて理解することは難しいけれど、それでもなんだか「Take Me to Church」以降の彼は、それまでの彼とは何かが違うような気がする。「Take Me to Church」を通じて、天才として生まれた運命や宿命と和解したようなカタルシスを感じた。でも、それもまた、凡人の勝手な解釈でしかないのかもしれない。
ただただ、セルゲイ・ポルーニンのバレエはとにかく美しい。容姿も端麗であるが、その肉体の美しさ、筋肉のしなやかな動きの美しさ、所作の美しさ、身体能力の美しさ、表現力の美しさ。なにからなにまで本当に美しくてたまらない。そして皮肉なことに、苦悩する天才はことに美しい。苦しめば苦しむ程に、彼のバレエは美しいのだろうなぁと思うと、神は時々天才を世に送り出すけれど、それってちょっぴり罪深いことのように感じられるのだった。
美しい人
自分の中にある凶暴な何かを抑えきれず、振り回されているのが、思春期かよwという感じですが、よく考えたら19でプリンシパルになったのでキャリアはあるけど、今も20代前半の若者でした。頑張れ。彼の苦しみは家族と和解してもどうこうなる物では無いと思うのですが、映画は家族愛で締めていました。これから彼の人生はどうなるのでしょうね。美しく長い手足、しなやかな筋肉、空中でのバランスと、綺麗な顔を持っていて、皆から踊ることを期待され、本人も、なんだかんだ言っても踊ることが好きで仕方がない感があるので、踊る準備は整っている。あとはチューニングなんでしょうかね。バレエが素晴らしいので、これから長い間、彼の踊りをみられれば良いなと思います。
美しい✨極めるとは何かにを突きつけられる
ビルエバンスのダンス版のような人
『セルゲイポルーニン』を観てきました。予告編観た時鳥肌たちました。これは絶対観に行こうと思った映画です。幼少時のダンスシーンが可愛い。この時から天才です。ドラッグで気分ハイにして踊ったり、部屋にいるときはただソファに座ったまま動かない、ナイーブが彼の根底に感じます。彼が踊る姿を生で観てみたいです
予告編で感じたインパクト映像のような演出になるかと思いましたが、映画はもっと普通のドキュメンタリー映画です。
幼少時代の映像が残っていた事は宝です
ご両親が撮影していたことに感謝
小さい頃の彼の躍りがこれまたすごい
体操していただけあり、身体の柔軟性にプラスして、純粋無垢をこえる表現力。楽しみながら踊ってる彼の姿は、幼少期から明らかに天才です。思いっきり惹き付けられます
ダンスの軸がブレない
表現力が純粋域をぬけて伝わってきて
儚さがある
ビルエバンスのダンス版のような人です
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