「信じる者は…」アダムズ・アップル ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
信じる者は…
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救われる。父親からの虐待、妻の自殺、息子が脳性麻痺、自分は末期の脳腫瘍と数々の不幸なせいで全ては悪魔のせいと気持ちを押し込め、現実逃避をしながらも奇跡的に生きている聖職者イヴァン。各々の人生の試練に耐え切れず、そんな彼を慕う人々。出所したばかりのネオナチ思想のアダムはこの風変わりな人々、特にイヴァンに現実を分からせようと試みたところ、ついにイヴァンも受け入れた結果、息も絶え絶えに。しかし、奇跡が起き、脳腫瘍も吹っ飛び、生きることに。全ては神のなせる技。人生には必ず試練がある。それにどう付き合い、乗り越えていくのかは自分次第。ラスト、あれだけ苦虫を噛み潰した顔をしていたアダムが車中で口ずさむ姿が良かった。
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