劇場公開日 2025年11月14日

「これ、更生プログラムとして使えるやん!よし、議論しよう…」アダムズ・アップル kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 これ、更生プログラムとして使えるやん!よし、議論しよう…

2019年12月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 「ヨブ記」をモチーフにした、ある教会の物語。ネオナチの男アダムが自室にヒトラーの絵を掛け、最後までそれを外すことはなかったけど、心の中はすっかり変わったように思えた。再出発する際にはマッツ・ミケルセンの写真を壁に掛けてるかもしれません。

 「アップルケーキを作る」などといい加減な目的意識を持つアダム。しかし、教会の庭にあるリンゴの木はカラスなどの鳥に襲われるし、撃退したかと思っていたら虫に荒らされてしまうという災難続き。撃退するにしてもナチ仲間に拳銃をもらうんじゃなくて、なんとか別の対策を取ってもらいたかった。この鳥の銃撃がリアルだったけど、エンドロール最後に「動物には一切危害を加えてない」と書かれていた。まじかぁ・・・猫はわざとらしかったけど、ミケルセンのメイクアップといい、結構VFXに金かけてる感じがしました。

 「ヨブ記」での内容は試練を与えられるものでしたが、それは本当に悪魔サタンが仕掛けたものなのか、神が与えたものだったのか、やっぱり議論の余地がある。なんでもかんでも議論しようと持ちかける度に笑ってしまいましたが、やがてイヴァンの様子がおかしくなり、脳腫瘍だったことも判明するのですが、信じる者は救われる。奇跡か!?

 キャラがみんな面白かったし、苦難を乗り越える様子も楽しかった。ネオナチが徒党を組むとやっぱり怖いこともわかったし、世界中に根付いてるんですね、きっと。

kossy
トミーさんのコメント
2025年11月15日

共感ありがとうございます。
奇跡の映画ですが、不幸の連打とかヒトラーの額が落下とかホントに信仰あるのか?って感じが垣間見えるのが好みでした。
この監督さんと脚本に、マッツよく出てる様ですね。

トミー
トミーさんのコメント
2025年11月14日

ヨブ記を調べると、神の御業で現世でも幸せに・・って所がどうしても受け付けず、この映画の方が取りあえずは腹落ちしますね。

トミー
kossyさんのコメント
2019年12月19日

カールさん、コメントどうもです。
この映画はミケルセンの面白さに尽きますね~「議論しよう」が好きです♥️

kossy
カールⅢ世さんのコメント
2019年12月18日

この映画面白いですけど、レビューしづらいですよね。

カールⅢ世