新感染 ファイナル・エクスプレスのレビュー・感想・評価
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犠牲になるのは当然なのだ。それは親だからだ。
マ・ドンソクの映画はこれで2作目だ。
主役級の役どころでない。それがまた良かった。三白眼が放たれる狼が獲物を捕らえるような目線。そして愛する女を見つめる放心したまなざし。この二種類を使い分けるだけで、も珍しい役者なのだと言わざるを得ない。
コロナ禍で観る映画にしてはあまりにも芸がないけれど、極限状態の人間の行動は多数決。少数派は排除されてしまう。閉ざされた空間での人の心理とはそんなものだ。ろくに考えずに人数の多い方へと流される。
しかし、韓国の映画は面白い。もうとっくに追い抜かれている。
圧巻
すごい。
公開当初はダジャレか?と思ってあまり興味を持てなかった作品。
しかし最近良作という話をよく聞くため、またこの頃とても評価されている韓国映画なので観てみることに。
とても良かった。
エンターテイメント(ゾンビ映画・パニック映画)的なハラハラドキドキは満載。
それだけでなく、なんと言っても人間の最も醜い面・最も美しい面どちらもしっかりと描かれていて、とても胸にきた。すごい。
一番怖いのは人間。でもその人間は愛もある。
最後の歌がとても胸にしみた。
うーむこれは、良作としか言いようがない。
韓国映画は人をいろんな気持ちに持っていくのが本当にうまい。
こういう映画ならではのご都合主義は無視しても、めちゃ感動した…。
特にあの武闘家よ、彼が生きていたこと、私は忘れないからな…
ただ、4.0に出来なかったのは、あのバス会社のアジョシの死に方が気に食わなかったからです、もっといったってもいいくらいには非道な奴だったよ、
あの人の流れもおもしろいんだよね、
前評判こそ良かったものの…
期待値を上げすぎたのだろうか?
実際に見てみるといまいちピンとこなかった。
ゾンビ系パンデミック物として、『電車』というシチュエーションは斬新だったかもしれない。
だがそれだけだ。
最近の韓国映画は良作が多く、邦画にはない尖った個性と他を寄せ付けないエネルギーに溢れた作品がいくつもある。
しかし本作は韓国映画でありながら、悪い意味で大衆向けの邦画にありがちな"ダメ演出"に陥っている。
ご都合主義なストーリー。
無意味に多用されるスローモーション。
意外性のないベタで平易な人間ドラマ。
泣いて下さいと言わんばかりの音楽演出。
なにもかもクドく、リアリティに欠ける。
更に問題なのはこの作品、肝心のゾンビが全く怖くないことだろう。
ゴア表現もほぼ全くないので、怖がるべきゾンビの集団が"カラコンつけてメイクした役者"にしか見えない。
これでは全部台無しだ。
ゾンビ系パンデミック物ならアイアムアヒーロー。
電車シチュエーション物ならスノーピアサーに軍配が上がるだろう。
期待しただけに残念だ。
日本の俳優さんについ置き換えてしまう
パパ役が長谷川博己、妊婦さんの旦那役が体を絞ったパパイヤ鈴木、車掌さんが小日向文世に見えてもうそうとしか見えなくなってしまった。
韓国映画を鑑賞するのはパラサイトに次いで2回目です。
ゾンビもの好きな人には物足りない、パニック映画としてもそこまで追い詰められない半端なポジションだなという感じ。
でもテンポが良くてストーリーもシンプルでわかりやすかった。
良くも悪くもB級映画
いろんなレビューが散見されるが、ストーリー性、エンターテインメント性とどちらをとってもB級を出ることはなかった。
何もかも予想内というか捻りも感じられず、パラサイトのような奇抜な演出も感じられなかったのが終始残念だった。
元気すぎる韓国ゾンビ🧟
Netflixで見てみました。
ゾンビの王道ですけど、新幹線と言う密室で起こる絶望感があって面白かったです。
全体通して、ゾンビになってしまった人達が元気すぎるのが、笑ってしまいました。
追いかけるばかりでなく、走る電車に一生懸命食らい付いてくるのとか…
娯楽として面白かったです
ゾンビと一緒に釜山へ行こう
「新感染」後ろの席のストレートな反応の女の子たちが主人公のピンチに席を揺らしたり、パニック映画では定番の徹底的に主人公たちの邪魔をする利己的なキャラに「◯ね!」とキレてたのに笑った。もちろん僕も同じ気持ち。これだけ無邪気に感情移入させるパニック映画は稀有だよね。つまり傑作。
マ・ドンソクを初めて見た!
感染を中心とした列車のパニック映画といえば『カサンドラ・クロス(1976)』が思い出される。現代のようにゾンビ映画が未成熟だった頃、設定の発案といい、クライマックスのディザスターといい、新鮮で迫力があった。今は第三次ゾンビブームなのだそうで、土葬の習慣のない日本でもゾンビ映画が作られていますが、韓国ではまだまだ土葬の風習が残っており、日本よりもゾンビ向きなのかもしれません。
韓国各地で謎のパンデミックが発生しており、事情を知らないファンドマネージャーのソグ(コン・ユ)は娘スアン(キム・スアン)を連れて別居中の母に会わせるため、ソウル発プサン行きのKTXに乗り込んだ。発車寸前に謎の感染者が乗り込んでしまい、密室となった列車ではたちまちパニックとなる。
ソグは自分勝手でかなり利己主義的な父親であり、自分と娘だけが助かればいいと思うほどの男。妊婦ソギョン(チョン・ユミ)と夫サンファ(マ・ドンソク)がゾンビに追われ客車に逃げ込もうとしたときに扉を閉めてしまうほどです。この伏線は後に帰結しますが、こうした人間の本性を醜く描いているのも特徴の一つ。ソグはエンディングに向けて徐々に協力的になり、最後には人間らしいところを見せてくれましたが、もっと酷かったのがバス会社の常務ヨンソク(キム・ウィソン)です。なりふり構わず生きた人間を盾にしてゾンビから逃れようとする男を演じていて、ソグとは対照的にどんどん人間性を失っていくキャラでした。
ゾンビの怖さというより人間の怖さをメインに描いていて、個々の人間ドラマとして堪能することができました。走るゾンビはどうやって倒したらいいのか?と明示されていませんでしたが、どうも暗いところは苦手らしいという設定。嗅覚よりも聴覚が優れている。そして、ドアを開けられないという設定もユニーク、というよりこの設定がないと話が進まない。そのため、釜山まで列車を走らせたら、何とかなるんじゃないかと思わせるのです。
列車パニック映画と思って観ていたら、それほど緊張感で手に汗握ることはないのですが、ゾンビ映画として観たら及第点。ラストは号泣という触れ込みも嘘ではないかもしれません。劇場内ではすすり泣く声が聞こえてきましたから・・・
2017年9月映画館にて
自分、右寄りの嫌韓だけど…
よかった。この映画を駄作とするならば、残念ながらすべての日本映画が糞映画という事になる。一つ注文をつけるとするならば、劇中一人だけ非常に胸糞悪いヒール役が登場する訳だが、そいつの死に方があっさりしすぎ。もう少しスカッとする最期を期待してしまったw
映画自体の終わり方は秀逸過ぎて参った…
ゾンビ映画かくあるべし!
ゾンビ映画はかくあるべしという教科書的な映画。
列車の車内という設定も活かされており、一切の無駄がないように感じた。
パニックシーンも人間の感情をうまく操る構成になっていて、閲覧側が喜怒哀楽の感情を上手く持つことができる。娯楽映画としてこれ以上のゾンビ映画は見たことがない。素晴らしい!
文句なしの星5
TSUTAYAで新作の頃に気になっていたのと、主演がコンユということで、DVDを借りて視聴。
もともとゾンビ映画は全て同じように見えてしまうので敬遠していましたが、この作品は2時間という尺の中で上手に人間ドラマとパニックを収めているように感じました。
DVDで映画を見るときは残り時間で大体の展開がわかってしまうものですが、この作品においては、最後30分で想像以上の怒涛の展開が繰り広げられ、飽きることなく観終えることができました。
普段アマゾンプライムで映画を観ますが、わざわざDVDを借りてきた価値がありました。
映画好きの友達にも是非勧めたい作品です。
ショック...
楽しみにしていただけに、ここまで酷いとは想像もしていませんでした。
この高評価の羅列はどういうカラクリなんでしょうか。
モヤモヤし過ぎて、観終わってすぐに、「ゾンビスクール」観直してスッキリ。
やっぱり何度観ても素晴らしい!!
極限状況と人間ドラマのグッドな掛け合い
古典かつ典型なれど、忘れさせる程に引き込むドラマがある。
のめり込んでいるうちに、アッと驚かされ、わっと驚愕。この配分が憎いほど心地いい。
これまで見てきた韓国映画は軒並みアツイ演出が過剰にも感じられたが、そのアツさもこの映画の設定では丁度、もしくはヌルく感じられるほど。韓国映画のイメージをブチ壊してくれた1本になった。
主人公の娘役の女の子の演技がとにかくスゴくて、一見の価値ありと勧めたい。
面白い!!
逃亡ターンと防衛ターンのバランス、キャラの死に方に伏線使いの妙が凄い。サクサク進むし(新幹線だけに)グロさがかなり低いのに危機感が強い。わりと泣けるターンがダラダラ続くと辟易してしまうタイプなのですが、こちらも最低限余韻が味わえる程度にサクサク進んで美しい物を美しいまま映すという気概が見えて好き。いや〜!兎に角上手い!という感想。これはゾンビ映画初心者にお勧めできる快作。逆に味わいたい人にはエンタメ過ぎて物足りないかもね。
心に刺さる作品が観たけりゃ韓国映画一択
と、いう言葉に全てが集約されます。
所謂、ゾンビ物ではありますが韓国の社会問題、人間という種の根幹的な思想、親子の絆、社会ヒエラルキーが意味する問題発生時の行動…とにかく様々なテーマが凝縮されています。
ホラー映画界の巨匠ジェームズ・ワンがハリウッドリメイク権を獲得した本作ですが、果たしてハリウッドに本作のような感情に訴えかけるギリギリの演出が出来るのでしょうか。
もう何年も何十年も前から泣ける映画/心に来る映画が観たけりゃ韓国映画を観ろという通説が映画好きの中にはありますが、それはポストアポカリプスな映画でも実証されました。
ハンカチ必須。
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