「韓国ゾンビ、堪能してしまった」新感染 ファイナル・エクスプレス mittyさんの映画レビュー(感想・評価)
韓国ゾンビ、堪能してしまった
アクション多めのパニックサスペンスであろうと思って、軽い気持ちで観てみたら、ゾンビ映画でした。しかも、理屈抜きに十分に怖いし面白くて、手に汗にぎる展開でした。親子の絆のストーリーも上手く溶け込んで、「お涙頂戴」的なわざとらしさもありませんでした。自然にほろっときました。
わりと最近、元祖のゾンビ映画(ジョージ・A・ロメロ)を改めて久しぶりに観たのですが、人間が機敏に行動すれば、ゾンビからは逃げられる範囲内の「のろさ」です。新感染では、ゾンビの足の速いこと。しかも、人数が半端じゃなくてうじゃうじゃ群がって、感染力も早い。途中、『ゾンビに弱点はないのかなあ』(たとえば、進撃の巨人だったら、うなじだったり)と、ヤキモキしていたら、暗闇で静かになるということで、トンネルに入るとゾンビがおとなしくなり、ちょっと笑ってしまいました。ゾンビが群がる中、9号車から13号車まで、テープ巻いて腕力だけで突き進むというのもすごかった。
主人公のコン・ユは最後まで残るのかと思ったら・・・娘が生まれた頃のあたたかな記憶が走馬燈のように頭によぎりながら、ゾンビになって、散ってしまいました。
自分だけ助かりたいオジさん、生に対する執着が強すぎて、自分が感染してるの気付いてなかったようでした。笑
コメントありがとうございます。
元来、ゾンビは走っちゃいけないんですね。
ゾンビは走ってしまいましたが、ダニー・ボイルの『28日後・・・』も、まあまあよかったです。
ロメロは“走るゾンビ”はゾンビじゃないと思ってるみたいですw
2000年以降は走るゾンビが増えてきてますが、
ロメロを敬愛しているかどうかの差なのでしょうか。
ゾンビ映画を制覇したいと考えるkossyですが、
まだまだ鑑賞本数が足りません・・・