「惜しい!」新感染 ファイナル・エクスプレス SODAIRIさんの映画レビュー(感想・評価)
惜しい!
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アジア圏内のゾンビ映画としては良作だと思いました。舞台設定も列車内と限定的で、ワールドウォーZみたいに前半派手→後半地味みたいな事態に陥ることなく良かったと思います。だけどCGは平均以下でした。
感動はしましたが泣くほどではないです。父親の感染も予想は出来ました。というか「ホラーで感動」とかの宣伝があったせいで簡単に予測できました。他にもこの父親が原因の一端という展開のせいで自業自得みたいな感じもあったし、娘への愛情も感染が拡がり始めての僅かな時間でしか深まってないからラストでの感動も薄れてしまいました。青年カップルのほうが悲しい気持ちになりました。
勿体無いなと思ったのがホームレス風の男です。仕事人間の父親と世俗捨てながら生きる男、みたいな対比とか、父親を諭し人間らしさを深めていくといった描写があっても良かったと思います。
一番気になった突っ込みどころは、老姉は何故さっさとドアを通過し助かろうとしなかったのか(生存者削減のためとはいえ)?違う列車に移るとき、夜まで待てば良かったのでは?の2点でした。
海外でリメイクされるらしいですが、たぶん本作を上回ることないと思います。
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