ごはん

劇場公開日:2017年1月21日

解説・あらすじ

低予算の自主制作で手がけたヒーロー映画「拳銃と目玉焼」がミニシアターで評判を呼び、新宿バルト9ほかシネコンでロードショー公開もされた安田淳一監督が、米作りをテーマに描いたヒューマンドラマ。東京でOLとして働いていたヒカリのもとに、故郷の京都から父の訃報が届く。幼い頃に母を亡くし、仕事に明け暮れていた父とはぎこちない関係のまま育ったヒカリだったが、葬儀のために故郷へ戻る。そこでヒカリは、父が年老いた農家の人々に頼られ、広大な田んぼの耕作を引き受けていたことを知る。ヒカリは父が残した田んぼを引き継ぐことを決意し、様々な人に助けられながら米作りに奮闘。その仕事を通して、亡き父の思いを少しずつ理解していく。

2017年製作/118分/G/日本
配給:未来映画社
劇場公開日:2017年1月21日

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映画レビュー

3.0 父との娘との時を超えた和解

2025年10月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ひょんなことかるら、父の遺志を継いで就農ー。

父が愛していた農業を知ることによって、長くて、長くて、さらに長かった父との断絶を少しづつ解(と)いていくヒカリの姿が、とてもとても胸に温かい一本でした。

時の隔たりはいかんともしがたいところですが、心の内では、父にとっても娘にとっても、満足の和解だったのではないかと、評論子は思いました。

そこに、自身も米農家であるという監督の農業(米づくり)への深い想いを感じ取ったのも、独り評論子だけではなかったこととも思います。

佳作だったとも思います。

(追記)
「農業王国」とも称される都道府県に住まいする評判子ではありますけれども。
しかし、農政部門には配属になったことのない評論子には、刈り入れから脱穀、精米までのプロセスを具(つぶさ)に見たのは、これが初めてでした。

そう言えば、農家や出面さん(この言葉自体がすでに死語か?)が一線に並び、人海戦術で田を刈り取っている姿は、久しく見ていなかったかも知れません。

米という漢字を分解すると「八十八」になり、一般に、お米は88もの手間暇(ひま)をかけて育てられると言いますけれども。
その苦労の一端が、垣間見えたようにも思われました。
あたかも宮沢賢治が「日照りの時は 涙を流し、寒さの 夏はおろおろ歩」(雨ニモ負ケズ)くと詠んだ、その苦労を。

そして、お米づくりは水管理に始まって、水管理に終わるのかも知れないとも思いました。
ちょうど、ヒカリが本作の中で苦労していたように。

そういう意味では「勉強になった」一本でもあり、農業に関する「お仕事映画」としての要素も、多分に含まれていたかとも思います。
評論子も、お米づくりに、思いを馳(は)せることができました。
本作を観終わって。

(追記)
コンバインの逆走には、笑いました。
新米農業者が犯しやすい失敗として、実は「新規就農の米農家あるある」なのでしょうか。

お米農家のレビュアーさんがもしいらっしゃったら、是非ともご意見をお聞きしたいところです。

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talkie

4.5 予想以上に良かった。胸にしみるストーリー。

2025年10月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

単純

カワイイ

CSで録画視聴。
侍タイムスリッパーの安田淳一監督作品。ヒカリ演じる沙倉ゆうのが主演。彼女が
若いし、可愛い。作品内容が予想以上に良かった。ヒカリが亡き父が残した田んぼを
引き継ぎいろんな人に助けられながら米作りに奮闘。米作りに奮闘した亡き父の思いを
ヒカリは理解していく。農家の思い、家族の思いを理解する事をこの作品から知る事が
できた。素晴らしかった。安田淳一監督ファン、沙倉ゆうのファンはおすすめの作品です。

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ナベさん

3.0 侍タイムストリッパー監督作品。

2025年10月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

父の急死により古郷に戻り父の田んぼを父の弟子の源ちゃんと2人で周りの協力もありながら前に進んで行く。。。米農家さんの大変さがわかるがセリフの軽さ描き方がイマイチだけどストーリーはまあまあかなと。
あの名切られ役の福本清三さんが渋い演技でこの映画のスパイスになっていた。
後の侍タイムストリッパーの監督になるとは(笑)
まだ見てないですが(笑)
楽しみにしてます。

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あさやん

3.5 タイトルなし(ネタバレ)

2025年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 2件)
りゃんひさ