「良かったのだけど…」いぬやしき 澤木正克(アンギラズ)さんの映画レビュー(感想・評価)
良かったのだけど…
まあまあの出来と言うのが正直な感想。
映画そのものは良かったのだけど、やはり原作やアニメと比べるとね…
致命的なのは最後の方、獅子神が悪で犬屋敷が正義みたいな描かれ方をしたのが非常に残念。本来は獅子神も犬屋敷もやってることは真逆だけど根っこは同じってのが全く言及されなかったのは残念でならない。
あと、アニメではある意味いい味出していたお母さんが単なるキッつい嫁としてしか描かれなかったのも残念。
アニメでは子供達が携帯持って出掛ける事を心配したり、犬屋敷のことも邪険にはするもののあそこまでキツくは当たってなかったし、子供達が父親にあまりにキツく当たるのをそっとフォローするぐらいの器量は持ち合わせた人だったので。
ラストの家族の涙を期待したのに肩透かし食らった感じです。
良かったのは尺の問題と比例して犬屋敷が力を使い切れない描写は良かったと思います。原作では不良少年をネットに晒したりヤクザを全滅させたりしてましたからね。
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