羊と鋼の森のレビュー・感想・評価
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余韻が残る作品
まずまずかなぁ
天覧映画
天皇陛下がご覧になったということで、自分の中でかなりハードルを上げて行っていたのだが、そのハードルをはるかに飛び越える良い作品だった。
この作品はピアノを弾いている人や調律師の人たちだけではなく、他の普通の人にこそ見て欲しい。
専門的な知識は何一つ必要ない(一応最初に基本知識は説明される)なぜならこれは調律師の物語ではなく、調律を始めたことをキッカケに様々な人と出会い、成長していく人間の物語だからだ。
主人公は、ピアノが奏でる森の中に足を踏み入れる、我々はそれぞれの森に足を踏み入れる。
人生とは森のようなものなのだなぁと感じた。
皆何かを見つけるために迷い、それぞれの答えを見つけるためにさまよい歩く。
途中、何かを見つけたと感じても、それは森の中で日が差し込んでいるちょっとした隙間に過ぎない。
また、必ず何かに迷う。
そんなことを感じるシーンがあった。
俳優で一人目に付いた俳優をあげるならば(皆さんとても素晴らしかったのだが)森永悠希さんだ。
彼の役は台詞は一つもないのだが、見ているだけで彼がどういう人生を歩んできたのかが分かり、彼の今までの苦しみや、救われた気持ちがよく伝わってきた。
とにかく全国民、いや、全世界の人に見て欲しい一作だった。
山崎賢人が良い
優しく温かい映画!
美しい作品です。
萌音より萌歌が好き
正直物足りなさがある
心を揺さぶられたのは中盤の子犬のワルツのシーン、この一場面は情景も音楽もとても綺麗で好きでした。主人公が調律師という仕事の意義を自分の中で持てたシーンで印象的です。
しかし、全編において時間がゆっくり…というより冗長に感じてしまいました。この羊と鋼の森の神秘的な空気を出す為なのかも知れないけれど、途中寝てしまいました。この映画から、一体何を感じ取れば良かったのだろう。そんな風に思いながらシネマを後にしました。
原作を読んでいないのですが、宮下奈都さんが描きたかったものがこの映画で描ききれていたのでしょうか。見落としていたり読解出来ていない気もするので単純に気になります。
ただ、やはりというか、久石譲と辻井伸行のエンディングは素晴らしかったですね。『森』から連想してなのか、もののけ姫っぽかったですが。
…やはり消化不良感が否めない。
2018-66
エンドロールで流れる曲の美しさに、すべてが現れている気がする。
小さい頃、わりかし真面目にやってた割に、今や全く弾けないし、生かされてるのはカラオケだけですが、それでもわかる。
ピアノの音って美しい。
『Vision』で見た森林は、美しくも狂気を秘めていましたが、
この映画の森林はとにかく澄んでいる。来る者拒まず受け入れる寛容さすら感じる。
同じものでも映し方でこうも違うんですね。
物語はとても静か。
合わない人には合わない気がする。
というのも、特に大きなドラマもないし、「え?そんなことで?」と思ってしまったら終わり。
でも音の美しさと映像美が繊細でよかったです。
言われたことちゃんとメモする山﨑賢人くんが、就職したての頃の自分と重なってほろ苦かった。
だいぶ話それますが。
山﨑賢人くんのスマホ、絶対充電満タンなの気になってしまいました。細かいけど、そういうとこリアルさがほしいなぁ。
そしたら、わたしのスマホが人知れずバッグの中でハロゲンに変わり、そのままアメ横でお逝きになりました。
映画館では電源オフですよ。
(充電しっぱなし&サイレントモードよくないかも。)
深い静かな感動が…
原作を既読で好きな作品でしたので映画も観たくなり鑑賞しました。
原作の静けさの中に感動がじわじわとくる感じの世界観を丁寧に表現された作品だったと思います。
特に外村が両親を亡くしたニートの青年宅のピアノの調律に行き、ニートの青年が調律されたピアノを弾くことで亡くなった家族やペットの事を音色にのせて回想するシーンは涙が溢れました。
山﨑賢人さんは誠実で実直でやや融通がきかないところはあるが真摯にピアノと向き合い、ピアノを使う人々と交流をする調律師外村を好演していました。
鈴木亮平さんも面倒見のよい先輩役がよく似合い、上白石姉妹も良かったです。その他のキャスティングもよくて、とても素敵な作品になってました。また観たいです。
山﨑賢人さんは、今まで彼の演じた役の中で今回の外村が一番はまり役だったように思いました。
繊細な仕事
よかった
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