劇場公開日 2017年4月7日

「限られた時間内で濃密な原作を可能な限り映像化」夜は短し歩けよ乙女 Ko Fuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5限られた時間内で濃密な原作を可能な限り映像化

2018年5月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

単純

あの濃密すぎてどこが印象に残ったのか感想を書くのさえ難しいオモチロイ原作小説を、限られた時間内でどうやって映像化するのか気になっていたものの、機会がなくてなかなか見られず。最近、ようやく見ることができた。
他の方も書いている通り、やはり1夜の出来ごとにするにはあまりにも無理がありすぎており、相当に無茶な脚本となっている。とはいえ、原作の濃密さを70%は映像化することに成功しており、面白さも損なっていないのは、監督の優秀さからくるものか。
同スタッフによる四畳半神話体大系が限られた原作の世界観を可能な限りテレビシリーズという時間内で大きく膨らませられるかに挑戦し成功した作品ならば、本作はその逆と言えるかもしれない。

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Ko Fu