猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のレビュー・感想・評価
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迫力の映像とわかりやすいストーリー
続編としては良い出来だと思う。
多少ストーリー展開を広げすぎたと思えるところや唐突な感じや疑問がないわけではないが、あくまでこれも製作者のこの映画にかける熱意と思えば前作を見ていない方も楽しめる出来になっていると思う。
あえて言わせてもらえば、前作はストーリーももっとシンプルでストイックな感じがあり、より現実味があった。今回は万人受けしそうな普通のアクション映画になった感じ。個人的にはこの点が残念ではあるが、多くの人が見て今回は楽しめる内容となっており、映像技術の持つ魅力や迫力は前回と変わらない。
集客数やこの映画の人気によってはさらなる続編もあるかもしれないな、と匂わせるエンディング。
吹替
前作までは吹替はまともな部類だと感じていたので、3Dで見たいということもあり、3D吹替を観賞。
新キャラの猿の声を聞き、声優さんの声が気になってしまった。悪い意味で。あの人の顔が浮かんでしまう。字幕版の本来の声はどんな声なのだろうか。
相変わらずシーザーは情に流されて悪い結果を招いたりする。
実生活でも、キチガイな人にまともな論理は通用しない。話し合いも無理な場合もある。共存とは、お互いが干渉せずに勝手に暮らすことなのかもしれないとも感じる。
あと、前作の方が戦争してたと感じたがどうだったかな。
テンポも今回は少し悪い気がする。
4DXリアル良かった。
リアル良かったです。
人間の醜さ今の社会組織みたいで出る杭は打たれる、では無いが人間より優れれば邪魔ものの扱い猿の🐒幸せを奪う人間愚かだと思う
今の現代社会へのメッセージ映画に感じた。
良い映画でした。
是非ご覧ください。(^o^)
アクション<大文明論~完全に人間<猿!繰り返されるサーガ~
by PAPAS
「猿の惑星:聖戦記」83点。
まず、画面が観にくいです。
太陽は一度も顔を出さない厳寒化した地球を舞台に、天候も雪のシーンが多いので画面がずっと暗いです。猿が籠る場所も灯りのない洞窟です。
さらに、よく似た(当たり前か)猿の大群・群像を描くので見分けがつきにくいです。「エッ今の猿は?」と。
ストーリーに明るい部分がないので「しゃあない」ですが。
作品全体のイメージになってしまって評価を下げるとしたら残念です。
キーパーソンの少女もセリフがないので、存在意義が薄くなりがちです。
完全に人間よりも猿の方に味方して描かれています。
「リーダー・指導者」としても猿のリーダーが圧倒的に勝ります。
人間への「大警告」としたかったのでしょうか。
人間への不治の病は「天罰」でしょうか。
ラスト近くの「自然の脅威」も。
今話題の「核兵器」をも不治の病の象徴としているのでしょうか。さらに人間の「権力欲・独占欲」も救いようがありません。
「ヒトラー」や「カーツ大佐(「地獄の黙示録」)」の出現も必然と想起させます。
「知性・リーダーとしての使命感>欲・自分ファースト」も2人のリーダーを通して対照的に描かれます。
人間はいつから「(部下・他人・人を)思いやるこころ」を喪失してしまったのでしょうか。
完全に人間の「自滅」でしょうか。これも「進化」でしょうか。
ならば今・現代の人間界がこのようになるのも必然で、この作品のようになるのもそう遠くはない話でしょう。
人間の「原点」を、「進化」的には一歩手前の猿(驚異の知性を持った猿)が維持していても納得でしょう。
あまりに壮大な規模の時間と空間を描いた、人間の存在を問う深遠なテーマのために、
「深く考えると」、もはや1アクション映画ではなくなり「大文明論」「サーガ(大河・伝説的ストーリ)」です。
そのために作品の良し悪しがわかれそうです。単なる「アクションシリーズ」と捉えると。
付け足して、製作者・監督が意図していなかったところまで考えると。この後はどうなるのかを「邪推」すると。
進化した猿たちの中から「突然発生・変異」的に人間が生まれる。そしてまた人間社会が原始の時代から始まり文明を発生させ…。そして猿に支配され…。
「なんだ歴史・時間は繰り返されるんだ!」。
「手塚治」の世界であり、「仏教」の世界です!
面白い。深い。いや考えすぎですか🍀
凄い映画だった。圧倒的な画が続く2時間超えの、これぞ超大作。台詞少...
凄い映画だった。圧倒的な画が続く2時間超えの、これぞ超大作。台詞少ないのに、エイプなのに、伝わる画力。ずっと緊迫感MAXで、あの子の存在と笑顔に救われました。
凄かったぁぁ。
人類を滅ぼすのは、猿ではなく地球…
オリジナル『猿の惑星』の前日譚、シーザー三部作の完結編。
もはや、ただの殺し合い。
こういう展開は、もう飽きちゃった…
ただ、猿の動きや、肌の質感、口の動きなど、本物の猿が話をしているかのようなCGの完成度は見事(^^)b
とりあえず、この猿と人間の殺し合いメインの作品で、準主役の少女の、天使のような可愛さが唯一の癒しですわ(;´д`)
シーザーは神話になった
超絶大傑作。シーザーの物語の完結編としてだけでなくオリジナルの『猿の惑星』へ繋がる物語としても完璧。そして何よりシーザーに魂を与えたアンディ・サーキスに拍手を。修羅の道を行く姿は『許されざる者』のイーストウッドが重なる。本作でシーザーは英雄になり神話になった
『創世記』では猿と人間の間で揺れたシーザーは『新世紀』ではエイプを殺めヒトとの共存を諦めたが『聖戦記』ではそれ対するこれ以上ない回答も提示された。つまり「壁」を作るのではなく「繋ぐ」ことが大事なんだということ。トランプ観てるか?
オリジナルシリーズが人種差別(と核戦争)の風刺劇であったようにそこを描くことで『猿の惑星』との繋がりが強まった。あとルパート・ワイアットの『創世記』にも敬意を表してか「脱獄」を描いたのもいい。マット・リーヴスは『創世記』をかなり高く評価しとったもんな
『許されざる者』に例えたように展開は西部劇そのもの。雪山でのシーンも多くて『殺しが静かにやって来る』も想起した。『地獄の黙示録』感はわかりやすくし過ぎで笑ったけど
人類は滅びたのにエイプは滅亡を回避できた理由が最高(ネタバレじゃない。マット・リーヴスは前作の頃から本作の結末を明らかにしていた)。猿ならではの本能的なアクションで「なるほど!」と思わせる力業!
結末は涙無しでは観られない。シーザーの目から一筋の涙が流れるカットは『最後の猿の惑星』の石像から同じく一筋の涙が流れるラストカットを参照している(はず)。でも俺は一筋どころじゃなく鼻水をすすりながら泣いたよ。ありがとうシーザー。愛してるぜ
現状今年ベスト。シーザーを愛してる
危うく・・・。
危うく憧れの人?(猿?)がシーザーになるところでした。
いやぁ〜かっこいいですね、人徳、言動、眼光。
物語の方も、壮大でダイナミックでおもしろかたです!
よく、あの“猿の惑星”をここまで脚色したなぁ〜と思います。
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