「名作のオンパレード」猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) chaiさんの映画レビュー(感想・評価)
名作のオンパレード
猿の惑星グレートウォー見てきました。
オリジナルの旧三部作に繋がる物語がここに描かれましたね。
何故人類が言葉と知識を失い滅んでいったのか。
物語の理由付けにはちょっとこじつけ的な要素もあるし映画として見れば長すぎますね。
まぁそれなりに楽しめます。
オリジナルの猿の惑星に登場したノヴァがここで登場します。
何故ノヴァと呼ばれたのかとかも明らかにされてます。
人類が滅びの道を行きそして知恵と言葉を持った猿達の間にあってノヴァとは言葉の通り新星になるのか。
今作に登場する適役の大佐の登場するシーンから映画好きならコッポラの地獄の黙示録に敬意を払ってると直ぐに気づくでしょうがいかんせんマーロン・ブランド演じるカーツ大佐の鬼気迫る演技には程遠かった。
人間達の砦そのものが地獄の黙示録に登場するカーツ大佐の王国そのものパクリまくってますww
そして捕らえられたシーザー達が逃げ出すシーンはスティーブ・マックイーン主演の大脱走そのもの!
ストーリー展開はまぁこんなもんだろうって感じで中だるみ感もありちょっとつからかったです。
そしてシーザー率いる猿達が砂漠を渡り新たな楽園を目指す。
これはモーセの十戒ですね〜
モーセの十戒を描いた十戒の主人公演じたのが猿の惑星に登場するチャールトン・ヘストンなのでここも狙ってるのでしょう。
最後の楽園に登場する湖にオリジナル三部作でロケットが着水する湖だろうことは想像に難くない。
ここまでベタに描いてシーザー三部作の終焉というところなのでしょう。
率直な感想として旧い映画に敬意をはらってるのとちょっとここまで媚びなくてもと思いました。
まぁそこまで気づく映画ファンはどこまでいるのかと思いますのでそれもありかと思ったりもします。