エル ELLEのレビュー・感想・評価
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イザベル様
映画に詳しくない者のコメントですので
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フランス映画は期待を裏切る作品が多く、二度見ることはないけれど(清純が好きとか、好みの問題)、見るまではすごく惹きつけられるものが多い。17歳とか。
エルもいい意味で期待を裏切る作品でした。
イザベル・ユペールの演技力と美しさは神がかっています。
原作者がベティブルーと一緒だと後から知り、納得しました。
フランス人大丈夫か?!と心配してしまうほど、精神病理的だなあと(笑)
レイプを楽しんでしまうところは、うーーーーーん…と思うので、万人向けではないと思います。私は無理です。
デートよりは、女性同士か、一人での鑑賞がいいと思います(笑)
ヴァーホーベンの意地悪
「エル ELLE」を観た!
相変わらずヴァーホーベンって意地悪だ。(←褒め言葉)
いかれた登場人物たちが繰り広げる倒錯した愛(?)の姿をサスペンス風に描いているけれど、その通底にあるものは、ヴァーホーベンの他の映画にも描かれている、大きな支配者への嫌悪、抗いだ。
倒錯した愛の形を丹念に描くことは、ここでの嫌悪の対象であるカトリックの頸木を次々と否定していく事につながっている。そして、その嫌悪のクライマックスは、レイプ犯の妻の去り際の一言で決定的なものになる。
本当に忌むべきものは何なのか?我々を縛るものに意味はあるのか?そんなことを考えさせられる映画だ。
ゲーム製作会社の女社長ミシェルは白昼堂々自宅で覆面男に暴行されてし...
ゲーム製作会社の女社長ミシェルは白昼堂々自宅で覆面男に暴行されてしまうが、警察に通報するどころか、別れた夫や友人にも暴行されたことを平然と告白して今までと変わらぬ生活を続ける。しかし彼女の中では何かが変わっていた。
ポール・ヴォーホーヴェン作品には神経を逆なでするような悪趣味なユーモアがつきものですが、「イザベル・ユベール以外に主役を演じてくれる人がいなかったから」という理由でフランスで撮影されたという本作も相当に悪趣味。事件後も淡々と部屋を片付けゆっくりと風呂に浸かるミシェルにまず観客は呆気にとられ、彼女の奇行に振り回されることにこちらがだんだん馴らされていって、途中からは爆笑シーンが連発。そこでようやくシリアスなドラマではなくインモラルでシニカルなトラジコメディだと気付かされるという、やや『ゴーン・ガール』に似た進行の楽しい映画でした。観客はなぜか老夫婦が多かったですが、皆満足げ。やはりラテンの人達はドロドロの人間ドラマが大好きなんだなと実感しました。
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