エル ELLEのレビュー・感想・評価
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ジワジワくるイカれ具合
あくまでフランス映画でした。 あまり古典的な映画に詳しくないのですが、お洒落な映像にずっとクラシックな曲が流れていて、難しいセリフをポツリポツリと散りばめた感じです。 そこに当たり前の様に飛び込んでくる衝撃映像。 とんでもなくぶっ飛んでいてあまりに自然に展開されます。 その狂気がだんだん映画を支配して、日常的にイカれてきます。 恐怖が狂気に変わるのは、ある瞬間ではなくストーリー全体で、それに気付くのは鑑賞を終えた後でした。 全体的に大変見応えのある演技だと思います。 特に主演女優さんは圧巻でした。
感情移入しにくい映画
退屈な映画で恐ろしく時間が長く感じた ストーリーは単純で結末も大したことない それを映像とセリフで繋げて、映画としてげいじゅつ風にまとめ上げる、これがフランス映画だ 主人公の演技は素晴らしいのかもしれないが、映画賞を取るほどのものではないと思う 喜怒哀楽がはっきりせず、主人公の行動のきっかけとなる描写も少なく説得力に乏しい
元気が貰える
子供の頃に経験した事件が、 主人公を世界の埒外に追いやる。 その主人公に降りかかる様々な面倒。 その面倒を、 埒外の側からリアクションする。 埒内の人間には、戸惑うばかり。 しかしそれが、段々と、 逞しく、格好良く見えてくる。 最後は、 飄々と生きる姿に、力を貰う。 ああやって、 この世知辛い世の中を 格好良く生きてゆけたらと。
イカれてるけど、見入ってしまった。
登場人物全員が、よくここまで揃ったなというくらいイカれてる。 フランス人って、こんなに貞操ないの?って勘違いしてしまいそうになる。 犯人が捕まるまでのミステリーなのかと思ったら、そうじゃなくて、そっからも話が続く。 私たちの暮らしにヒントになるようなものは何一つなかった映画だけど、悔しいかな、何故か見入ってしまった。
強いなー
まず英語じゃなかったー! 字幕なので気にならないですが、初めそこが少し気になりました。 内容はELLEが暴行を受けてから、人との付き合い方や環境が少しずつ変わっていく話。 ELLE強いなー 自分だったら仕事も手につかないし、絶対引きこもっちゃう。
(ポリコレなんて)嘘はやめたの
もしもトランプがこの映画を見たら下ネタジョークを飛ばしながら腹を抱えて大笑いすることだろう。オバマなら終始無表情で鑑賞後ノーコメントで静かに映画館を後にするにちがいない。要するに鑑賞者のポリティカル・コレクトネス度が自動的に計られる1本なのだ。 当初シャローン・ストーンやニコール・キッドマンにオファーしたところ即答で断られたというこのスキャンダラスな脚本を読んで、唯一気に入ってくれたのがイザベル・ユペールだったそうな。 さすがあの神経逆撫監督ミヒャエル・ハネケと組んで変態ピアノ教師を演じた強者である。御歳64の完熟ボディを惜しげもなくさらけだし、しかもレイプされている時のしわがれたあえぎ声といったら発情したカラスにそっくりだ。 いくらゲーム会社のCEOとはいえ、こんな○さんに欲情するのは現職フランス大統領ぐらいなもので、若い兄ちゃんたちがこぞって色めき勃つ?のはどう考えてもムリがある。本作がコメディと評価される所以はそこにあるのかもしれない。 「レイプされたからって何?今はハマチが食べたいの」と開き直るミシェル。その母親は孫のような若いツバメと結婚すると言い出すし、義理の娘にいたっては明らかに○が違うでしょという赤ちゃんを平気で出産する。 バカ男どもに○○されようが、モラリストに非難されようが「何か文句あっか」的な態度を決して崩そうとしない女たちのタフネスぶりは、到底日本人には受け入れ難いだろう。 しかし、怪獣に何度○られても屈しないくっ殺系ゲームのヒロインのように、ゲームオーバーにさえならなければ、楽しんだ者勝ちの自分ファーストな人生もまんざら悪くないのかもしれない。
酷い話…でも悔しいかな面白い
なかなか凡人には考えつかないような酷い話、好きになれない、けれどすごく惹きつけられて、悔しいほどに楽しまされた。 怒りとか性的衝動とか短絡的な演出や展開に苦笑したけれど、なかなか現代の異常性をついた表現のようにも感じて、そう思ってしまうと、この酷い話は現代の鏡のように思えて、何だか非常に優れた作品のように感じてしまった。でも、決して好きにはなれない…。 基本サスペンスなんだけど、笑いどころも満載で、予想以上に楽しんだ。でも嫌い。 それにしても、ポール・バーホーベンとイザベル・ユペールはつくづく凄いと思ってしまう。
とんでもなくフランスっぽい映画
イザベル・ユペールの演技がただただすごい。ストーリーはあらすじの通りだが、イザベルの存在がとんでもない化学反応を起こしていて圧巻。 女友達とワインを飲みながら見たかった。決して家族と見てはいけないあれです…
よく分からないけど退屈はしない(知能が低い)
主人公のミシェルがレイプされて苦悩するおばさんかわいそうぐぬぬちょいエロてへへみたいな映画かと思ったら面食らった。性癖が完全に倒錯したキャラ立ちMAXの登場人物たちの性的衝動によるまるでプロレス大会。 「セクシャルマイノリティ」(って敢えて括っちゃいますが)と呼ばれる類の人がテーマの映画って実はちょっと苦手なんすけどこれは最後まで飽きずに鑑賞できた。 女社長に「ペニス見せろ」って言われて素直にズボンおろしたあいつ、元気にしてるかな。
サスペンスなのか?
いきなりの導入、すぐに映画に引き込まれる音と映像。 だんだんと、その緊張感が緩んでくるのは、セクシャルな問題と過去の出来事がどのように絡んでいるのか、接点が掴めなくなってくるあたりからかな〜 フランス的といえば、そんな感じかもしれない。 結局は、「そっち?」みたいな終わり方だし。 う〜ん、難解。
凡人の自分にはこの感情が理解できない…。
主人公の心情含めすべてがサスペンスフルなんだと思うけど普通に考えると理解できず…。男も女も登場人物が皆ドロドロだから裏読みあった展開は面白い。 外国だよなー、というところが素直な気持ちか…。
面白くもなんともない、ただの変態映画です
観て損したなあ。イザベル・ユペールの演技はすばらしかったんだけど、でもストーリーがねえ。監督はドMだからこんな変態映画になるんだろうなあ。面白くなかったです。
何これ?
ちょっとイメージ違ったなぁ…。 もっとドロドロした、常軌を逸した話かと期待していたのだが、物語は淡々と進む…。 主人公的には誰が犯人なのか?ということが重要なのかも知れないけど、そんな風に見えない感じで、そんな感じで終わっちゃうんだ…という呆気ない終わり方で、何これ?が感想…。
原作を読んで鑑賞
映画館で鑑賞する勇気がでないと思い、原作を読みました。 ラジオのシネマハスラーで宇多丸さんの批評を聞いて、これはやっぱり観るべき!と思い直し鑑賞。 映画にすると主人公の生命力とセクシーさに口元が緩みっぱなし。 ミッシェル!いけ!その調子!といった応援を送りたくなります。 私は10代の頃、どうして大人は柔軟な考えや発想に乏しいんだろう?と思っていました。 でも柔軟な考えを経験した後に、マイルールみたいな見えない座標を個々に持つのかもしれないと思うようになりました。 そしてその結果、ある角度から見ればとても柔軟なメリハリのある生き方になっていく。 とても蜜の詰まったキレのあるサスペンス映画、そんな印象です。 鑑賞後、下着屋さんに行って黒のランジェリーを購入しました。 人生で1番高いランジェリーでした。とても満足しています。
いい意味で厭なお話
レビューを見ると理解できない、登場人物みんな狂ってるなんてのを目にするけど、実は気付いてないだけで、誰でもこういった変な部分は持ち合わせてるんじゃないのかな〜。万人受けする映画じゃないけど、私は好きです。ある意味、人間らしい厭な映画です。笑 イザベル・ユペール64歳とは思えないほど綺麗だった♡
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