「結局、皆弱いのでは?」ノクターナル・アニマルズ Daichi Kitakataさんの映画レビュー(感想・評価)
結局、皆弱いのでは?
夢を追うロマンチックな元夫との子を中絶し、離婚し、お金には困らない不自由ない暮らしをしていたが、それにも物足りなさを感じる主人公。
才能を否定されて、捨てられるも、19年越しに才能を認めさせるリベンジを果たすも"その行為そのものが弱い"元夫。
小説の主人公の弱さも、警察官が病気と権力には勝てず、法を犯すことでしか気を晴らせないことも。
犯罪を犯す田舎のチンピラどもも。
中指立てて、罵るも、レイプされて殺される娘も。
全て、人の弱さを表してる気がする。
「夜の獣とは人の弱さのこと」かな?
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